故・金子哲雄氏受けたがん先端治療「血管内治療」を医師解説

NEWSポストセブン / 2012年11月18日 7時0分

 悪性腫瘍の一種、肺カルチノイドのため、10月にこの世を去った流通ジャーナリスト金子哲雄さん(享年41)。その金子さんが、受けていたのが『血管内治療』といわれる先端治療だ。金子さんの治療を担当していたゲートタワーIGTクリニックの院長・堀信一さんに、治療法について聞いた。

「がんは血管から栄養を取り込んでどんどん成長します。その血管をふさぎ、栄養を生き渡らせないようにして腫瘍を死滅させるのが血管内治療の中の動脈塞栓術。血管に極細のカテーテルを入れて血管をふさぎ、同時にこの極細のカテーテルから抗がん剤を注入してがん細胞を攻撃するというダブルの治療が行えます」(堀さん)

 カテーテルはタコ糸ほどの細さで、触るとゴムのように柔らかい。これをCTで腫瘍の位置を確かめながら血管に入れていくが、痛みはほとんど感じないという。手術が難しいほどの大きな腫瘍を持つ患者の治療にも適し、余命3か月といわれた乳がん患者が治療を受けて5年生存率30%を超えたデータも。

 同院では保険が適用され、治療費は月1回の治療(治療時間は1~3時間)で1回17万円(保険負担3割の場合)が目安。治療回数は状況により異なる。この治療を行う技術を持った医師は少ないため、治療を受けられる医療機関は限られている。

※女性セブン2012年11月29日・12月6日号



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