健康効果で品薄続く「機能性ヨーグルト」が相次いで増産体制へ

NEWSポストセブン / 2012年11月19日 7時0分

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相次ぎ新商品投入も品薄続く「機能性ヨーグルト」

 便秘・下痢予防、内臓脂肪減少、コレステロール値の抑制、アレルギー・アトピーの抑制、インフルエンザ予防、花粉症の症状緩和、睡眠障害の改善……。これらはヨーグルトを発売する乳業メーカー各社が、独自の乳酸菌研究から見出した健康効果だ。

 ヨーグルトといえば、主に整腸作用の効果が一般的に知られていたが、近年「菌が生きて腸まで届く」など、特に機能性をうたった商品がズラリと店頭を埋め尽くしている。この「機能性ヨーグルト」が牽引する乳酸菌市場は、2011年4月~2012年3月で3000億円を突破。今後も1~2%増の拡大は必至と見られている。

「今年の初めに、明治の『R―1』ヨーグルトがインフルエンザ予防になるというテレビ番組を見て以来、子供に毎日食べさせているのですが、ずっと品薄なんです。近所のスーパーはいまだに『お1人様2個まで』の制限があり、夕方に行くと売り切れている日も多い」(千葉県在住の40代主婦)

 一過性の人気で終わらない需要の急拡大に、メーカー側はようやく増産体制を整えた。明治は守谷(茨城)など主力工場の生産能力を1.5倍に高める。その他、雪印メグミルクや森永乳業も相次いで機能性ヨーグルトの増産を発表した。

 では、市販されているヨーグルトに含まれる菌はどんな種類や効用があるのか。メーカーや研究機関の発表をもとに、関連商品とともにまとめてみた。

■1073R―1乳酸菌/「明治ヨーグルトR―1」(明治)
免疫活性化作用がある多糖体を産生する乳酸菌。「NK」活性が高まり、インフルエンザの発症が抑えられたという報告も
■LG21乳酸菌/「明治プロビオヨーグルト」(明治)
胃炎や胃潰瘍、胃がんなどを引き起こすとされるピロリ菌を減少させ、胃粘膜の炎症を改善する作用が確認されている
■LKM512ビフィズス菌/「メイトーLKM512」(協同乳業)
「おなかの中で増える」ビフィズス菌。便秘改善など腸内環境を改善するほか、アトピーのかゆみ抑制作用なども確認された
■ガゼリ菌SP株/「ガセリ菌ヨーグルト」(雪印メグミルク)
小腸に多く見られる乳酸菌で、「腸に長くとどまる善玉菌」といわれる。内臓脂肪減少や血中コレステロールの低下作用、ストレス軽減効果など確認
■乳酸菌シロタ株/「ソフール」(ヤクルト)
生きて腸まで届く乳酸菌。腸内でビフィズス菌を増やす働きがあり、大腸がんや膀胱がんのリスクを減らす作用があるとの報告も

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