ナイトスクープ初代局長・上岡龍太郎が激怒して帰った事件
NEWSポストセブン / 2020年5月31日 7時5分
新型コロナの暗い話題なんて「笑い」で吹き飛ばしてしまいたい──しかし、各局のバラエティ番組は軒並み収録中止となり、過去の総集編を流す状態が続いている。こんな時に懐かしくなるのは、お笑いの本場・関西発の「伝説のバラエティ番組」だ。
関西在住で、日本サッカー協会元副会長の釜本邦茂氏(76)が「昔からファンです」と挙げたのは『探偵!ナイトスクープ』(1988年~、朝日放送)。視聴者の依頼を「探偵」役の芸人が解決する人気番組で、VTRを総括する「局長」役を上岡龍太郎、西田敏行、松本人志と代えて今も続く。釜本氏が熱弁する。
「ナイトスクープが面白いのは、くだらない依頼に対して芸人が全力を出して、専門家を巻き込んで真面目に解決しようとするところ。全国でアホ・バカの方言の違いを調べる“アホ・バカの境界線”とか“関西のピアノ会社の宣伝が流れると赤ちゃんが泣き止む”など、突拍子もないテーマほど印象に残っています。
時々、感動する依頼もあって、『23年間も会話がない夫婦』の放送では、子供が生まれてから子供中心となって、放ったらかしにされた父親がすねていたと告白し、23年ぶりのデートで言葉を交わした夫婦のVTRにグッときました」
朝日放送の元プロデューサーで、帝京大学文学部講師の木下浩一氏(53)はこう振り返る。
「局長は“最も厳しい視聴者”という位置づけで、中でも上岡さんはとくに厳しかった。探偵にクビを宣言したり、『VTRのレベルが低すぎて話にならん!』と激怒することもあった。初期の『恐怖の幽霊下宿』のVTRでは、自称・霊媒師を呼んで幽霊がいるか聞き込みをしたり、探偵の桂小枝ときん枝が除霊師に扮してふざけたりするだけの内容で、上岡さんは『何の実証もされてないわけでしょ? こんなこと絶対許せません』と激怒して収録中に帰ってしまったこともあった」
それゆえ探偵役の芸人は「3本のVTRのうち、一番面白いと思ってもらえるように」と、力を入れて局長にプレゼンする。
「実は、最もよくできたVTRから順番に、実力主義で流しています。面白くない調査が3番目になる。3本とも探偵、ディレクター、スタッフが違うので、各々が最初に流してもらおうと真剣になる」(木下氏)
※週刊ポスト2020年6月5日
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