中国トップ7妻の素顔 歌姫、元副頭取なども情報皆無は2人

NEWSポストセブン / 2012年11月25日 7時0分

 中国共産党は15日、今後5年間の中国の舵取りを担っていく最高指導部である党政治局常務委員7人「チャイナ・セブン」を選出したが、その妻たちのことは案外知られていない。これは共産党が指導者のプライベートなことを一切公表しないからで、このなかには写真も略歴もまったく公表されていない秘密に包まれた妻もいる。

 一方で、習近平の妻のように、かつての国民的な大スターで「中国の歌姫」と呼ばれた「美人妻」のほか、大学教授あり、国有銀行の元副頭取、元副首相の娘など多士済々だ。彼女たちの素顔について中国事情に詳しいジャーナリストの相馬勝氏が解説する。

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 習近平の妻、彭麗媛については、日本メディアも詳しく報じており、十分知られている。ただ、彼女は1987年9月の結婚当初、廈門(アモイ)市副市長だった習近平の布団に100個所以上も継ぎが当たっていて、あまりにも粗末だったことから、彭麗媛の故郷で、綿花の産地だった山東省の実家に頼んで、上等な布団を購入。それを彭麗媛自身が自ら持参して、夫の自宅まで運んだというエピソードがある。

 途中、空港などで布団を背負った彼女を見て、「あれ、歌手の彭麗媛じゃない」とめざとく見つけた人もいたというが、彼女の連れが「何言ってるのよ。あの大スターの彭麗媛が1人で布団を背負っているわけないじゃないの」とぼけてみせて体面を保ったという話もある。

 彭は大スターだったため、福建省で働く夫のもとになかなか帰れず、会うのは年に1回、春節(旧正月)だけということもあったというが、このような布団を運ぶのもその罪滅ぼしだったのかもしれない。一時は離婚話も持ち上がったり、いまは仲が冷え切って「仮面夫婦」との噂もあるが、彭も習を熱愛していた時代もあったということだろう。

 次期首相が内定している党序列ナンバー2の李克強の妻、程虹は北京首都経貿大の外国語学部教授。専門は英語だが、いまは教壇に立たずに、研究に専念しているという。

 名門の清華大学で英語を勉強していたころ、北京大学の中国共産主義青年団(共青団)トップだった李克強と知り合い結婚。李も英語は堪能で、2人は自宅では、英語で会話することもあるとの情報もある。夫人はその後、解放軍の洛陽外国語学院を卒業、中国政府のシンクタンク、社会科学院で博士課程を修了し、文学博士の学位を持っている。

 ナンバー3の張徳江・副首相の妻、辛樹森は、国有銀行の中国建設銀行の元副頭取。東北財経大を卒業後、吉林省延吉市で建設銀行の延吉支店に勤めていたところ、同市にある延辺大学で朝鮮語を学んでいた張と出会い結婚。張は学生だったため、そのころの2人は、辛さんの一部屋しかない社宅に住み、経済的に苦しかったという。

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