JIN、ごくせん、逃げ恥 再放送作品が高視聴率となった理由

NEWSポストセブン / 2020年6月11日 16時5分

『ごくせん』再放送も好調

 新型コロナウイルスの影響で新作ドラマの撮影がストップし、空前の再放送ラッシュが続いている。視聴率10%が再放送の成功ラインだというが、実際に成功を収めた再放送ドラマも多かった。その勝因をドラマ視聴のプロに分析してもらった。

「頼むぜよ。南方先生」。懐かしのフレーズが響き渡る。大沢たかお(52才)演じる医者の南方仁に、内野聖陽(51才)演じる坂本龍馬が土佐弁で語りかける。

 江戸時代を舞台にした医療ドラマ『JIN-仁-』(TBS系、2009年)は、この4月、土曜と日曜の14時から2話ずつ再放送された。この時間帯は外出する人が多く、高視聴率が望めないとされていたが、6回の放送すべてで2桁を記録した。

「作品に出てくる“コロリ”という感染症が新型コロナを連想させ、感染が拡大して特効薬がないという状況も、いまと重なりました。視聴者は自分のこととして物語をとらえ“リアルタイムで見ていたときよりも感動した”という声もあがっています」(ドラマ評論家の田幸和歌子さん)

 大沢の脇を固めるキャストも、綾瀬はるか(35才)、中谷美紀(44才)、桐谷健太(40才)など、ハマり役ばかりだったことも高視聴率に影響している。

 目下、お茶の間を楽しませてくれているドラマの再放送。特に視聴者を喜ばせているのが、平成を代表する名作の数々だ。

 6月3日の放送で堂々の視聴率12.7%をたたき出したのは、仲間由紀恵(40才)が熱血教師ヤンクミを演じた学園コメディー『ごくせん』(日本テレビ系、2002年、再放送日は水曜22時。以下同)。

「とにかく生徒役が豪華です。小栗旬さん(37才)や松本潤さん(36才)、松山ケンイチさん(35才)など、トップスターの若かりし頃が楽しめます。“昔の松潤はこうだったんだね”と、親子でも楽しめます」(テレビ解説者の木村隆志さん)

 松潤の主演作『99.9 -刑事専門弁護士-』(TBS系、2016年、再放送は日曜21時)も、再放送第1話が12.6%と好調だった。

「松本さん目的で見ている人も多そうですが、ダジャレが連発される脱力系のストーリーが、重苦しい雰囲気の世の中で受けている」(木村さん)

 王道ど真ん中の恋愛ドラマも好調だ。5月31日から再放送が始まった『愛していると言ってくれ』(TBS系、1995年、再放送は日曜14時)もSNSでトレンド入りするほど注目された。

「豊川悦司さん(58才)と常盤貴子さん(48才)が、あまりに美しい。当時のトヨエツといえば“美声”が魅力の1つなのに、この作品では耳が聞こえない役なので、手話を使っている点も斬新です」(田幸さん)

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