森喜朗氏 敵対する辻元議員にラグビー早慶戦応援要請の過去

NEWSポストセブン / 2012年11月29日 7時1分

 森喜朗・元首相(75)は、43年に及ぶ国会議員生活を終える前日、本誌の取材を受けた。彼が熱望したテーマは、「ラグビー」である。日本ラグビー協会会長として思う存分ラグビー愛を語り始めたと思いきや、いつの間にかラグビーを喩えに政治にも広がった。プロインタビュアーの吉田豪氏が切り込む。

――森さんはホントに大好きですよね、ラグビーが。

森:好きよ。ラグビーをやってるヤツでこれ(ラグビー)を嫌いになったヤツはひとりもいないよ。探してごらん。これだけは不思議なスポーツだね。

 こないだ博多でゴールデンオールディーズっていう、世界中のお年寄りのラグビーファンが集まる大会があったんですよ。40~80代まで、自分たちでチームをつくって参加するわけ。勝ち負けはどうでもいいんだ、ラグビーを楽しむっていうね。で、僕もそうなんだけど、本人は走ってるつもりなんだけど、外から見てると陸上の競歩のほうがはるかに速い(笑)。それでもラグビーが楽しめるというね。

――森さんもラグビーの大会があると、ユニフォームを着て写真を撮るだけだからって周りのスタッフを騙して、平気で試合に出場するみたいですね(笑)。

森:こないだはやめたけどね。ちゃんとジャージも着てたんだよ。やる気ではあったんだけど時間的に間に合わなかった。第1試合のレフェリーをやってホイッスルを吹いて。その次にこっちの会場で試合やろうと思って着替えてたら、午後から本会議だっていうんで、九州からすぐ帰った。

――残念でしたねえ(笑)。

森:だから怪我をせずに済んだ。そういうときに試合すると怪我するんだ。ワールドカップのときは各国会議員のチームも開催地に集まって、大会の前日ぐらいに試合するんですよ。で、大概怪我するもん、何人か。

――でも、やりたくなる。

森:やりたくなるの。人間っていうのはボールを持つと、じっと持ってこうしてるっていうことはないよね。やっぱり、なんとなくパスしたくなるもんね。そうすると、それをまた邪魔したくなる。それを持って蹴りたくなる。それは本能なんでしょうね、人間の。

――辻元清美さんがまだ社民党のころに取材して聞いたんですけど、敵対していたはずの森さんから突然電話がかかってきて、何かと思ったら、お互い早稲田出身者ということで、早慶戦で早稲田の応援が足りないから、なんとかならないかって電話だったって(笑)。

森:ハハハハハ!

――ラグビーではホントに超党派なんだなって。

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