巨人「正捕手」争い“大城当確”から白紙へ まさかの混迷

NEWSポストセブン / 2020年6月16日 7時5分

昨年は小林(左)に次いで2番目に多くの試合に出場した(時事通信フォト)

 坂本勇人(31)、大城卓三(27)の2選手の新型コロナウイルス“微陽性”が判明した巨人。すでに陰性の判定がくだり、6月12日に退院したが、10日間にわたる入院を余儀なくされたことで調整の遅れが懸念されている。ファン以上に落胆しているのが原辰徳監督だろう。巨人担当記者が語る。

「原監督は2018年オフの再就任当初から、阿部慎之助(現・二軍監督)のような“打てる正捕手”を育てたいと考えていて、その最有力が東海大相模、東海大の後輩にあたる大城だった。しかし、投手陣の不安定さもあり、昨年は小林誠司(31)、炭谷銀仁朗(32)と3人を併用する体制を取らざるを得なかった。それが今季、大城はさらに打撃を開花させ、可能性を見せつけた。原監督もご満悦で、メディアの取材でしきりに大城の成長を口にしていました」

 6月2日の西武との練習試合では、これまで小林と組んでいたエース・菅野智之(30)の女房役に抜擢され、「開幕戦の正捕手は大城」で決まりと見られていた。その翌日にまさかのコロナ感染が判明し、事態は急変する。

「6日の練習試合で先発マスクをかぶった小林は3回に同点適時二塁打、4回は勝ち越し本塁打と大暴れ。ベテランの炭谷も負けていない。同試合で途中出場すると2安打を放ち、翌7日のヤクルト戦でも2本の2塁打と猛アピール。どちらも守備やリード、経験には定評があって、唯一の懸念が打撃だっただけに、正捕手争いは白紙に戻った。大城はコロナ感染で同じ“こうたい”でも抗体でなく後退です」(前出・巨人担当記者)

 昨年は先発投手によってスタメンマスクが変わり、菅野、山口俊(32)、畠世周(26)の登板試合は主に小林がマスクをかぶって91試合出場。高橋優貴(23)、ヤングマン(30)の時は炭谷で58試合、大城はメルセデス(26)とコンビを組むことが多く62試合でマスクをかぶった。巨人担当記者はこう続ける。

「いまでも原監督は大城への信頼が厚い。一方で、投手陣からの評価は小林のほうが高い。12球団屈指の強肩で相手が機動力を使いづらくなり、投手としては助かる。今年も分業制を取るのか。原監督の決断が注目されます」

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