飲食店で好かれる客、嫌われる客 指舐めて札数えるのは論外

NEWSポストセブン / 2020年8月16日 16時5分

会計時も気をつけたい(イメージカット)

 感染リスクはすべての人々の懸念事項。自分が気になるのと同様、自身の行動は他者から常に見られていると思ったほうがいい。食文化に詳しい編集・ライターの松浦達也氏が指摘する。

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 飲食店の苦闘が続いている。5月25日に最後に残った、首都圏1都3県の緊急事態宣言が解除され、以降少しずつではあったが客足は戻ってきていたところに、”第二波”がやってきてしまった。

「参りましたよ。特に顕著だったのが、感染者が一気に200人を超えた7月9日以降ですね。キャンセルの電話が次々にかかってきました。鳴るたびに「またキャンセルかな……」と思いながら、電話を取ったのは3月末の小池都知事の会見以来です」(都内のビストロ店主)

 そもそも緊急事態宣言の解除以降も順調に客足が伸びていたわけではない。「右へならえ」の国内企業は緊急事態宣言解除後も「出社していいのは7月1日以降と決めてしまったから」と出社を禁じたまま。解除となっても都心部の客足の戻りは鈍かった。

「もっとも6月頃はまだ間仕切りや席間など、こちらの感染拡大防止策もはっきり決まっていませんでした。それとなく開けて、少しずつお客さんが戻ってくればいいや、とのんきに構えていたんですが、まさかこれほど一気に第二波が来るとは想像していませんでした」(同前)

 感染の実例を調べていくと飲食店における感染は、「会話の強度と距離と方向」「マスクの有無」「換気」に大きく左右されることがわかってきた。

 店側も自店が現場となったらたまったものではないし、カウンターのバーなどは「一時期、バーもやり玉に上げられたけど、面と向かって相対するカウンターの内側のほうが怖い」(都内バー店主)というのも事実だろう。

「実際に、このお客さん怖いな……と敬遠したくなる客はいます。もちろん逆に『このお客さんなら何時間でも滞在していただきたい』というお客さんもいらっしゃいます」(同前)

 では店側から見たときに、リスクが高く「正直帰ってほしい」と思われるのはどんな客か。また逆にどんな客なら好ましく思われるのだろうか。飲食店店主や従業員に、「好ましい客」「好ましくない客」の代表的な例を聞き取った。

◆好ましい客の例

・入店時にはもちろんマスク着用
・店頭の消毒用アルコールをきっちり使って、手全体にすり込んでいる
・その上で、着席前に「お手洗いを借ります」と手を洗いに行く
・かばんを無造作に床に置かない
・携帯用の手指消毒液を持っている
・着座しても、マスクはつけたまま
・取ったマスクを無造作に卓上に置かない(マスクケースに入れて、さらにクリアファイルに入れる人も)
・飲み食いするタイミングではマスクを外すが、話すときにはつける
・相手に聞こえる程度の配慮したボリュームで話している
・トイレから手を拭きながら出てくる(洗っている証拠)
・会計の声がけの時点で、すでにマスクをしている(店側への配慮)

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