大ブレイクのぺこぱ 優しいツッコミは苦労の末たどり着いた

NEWSポストセブン / 2020年11月16日 7時5分

CM起用も(時事通信フォト)

 お笑いコンビ・ぺこぱの勢いが止まらない。11月16日からはひかりTVとdTVチャンネルで初の冠レギュラー番組『特命ぺこぱ ~ぺこぱ貸します~』がスタート。「第7世代」の台頭によりお笑い戦国時代とも言われる今、彼らはなぜ躍進を続けられるのだろうか。

 東京・渋谷の居酒屋でアルバイトとして出会ったというシュウペイと松陰寺太勇によって2008年に結成されたぺこぱ。当初はアルバイトでの上下関係(松陰寺が先輩)から“先輩×後輩”というコンビ名で活動していたが、2013年には“ぺこぱ”へと改名することになる。

 若手漫才師の登竜門として知られるM-1グランプリには、結成当初の2008年より挑戦。なかなか結果を出せずにいたものの、2018年に準々決勝へと進出し、このころから彼らの才能が世に認められるようになっていく。

 翌2019年元日、恒例の新春バラエティ特番『ぐるナイ おもしろ荘2019 若手にチャンスを頂戴!今年も誰か売れてSP!!』に出演。その年を象徴するお笑い芸人が登場することでも知られる同番組で、彼らは他を制して優勝を果たしたのである。

 さらに同年12月に開催されたM-1グランプリでは、ついに決勝へと進出。惜しくも優勝は逃したものの、3位という好成績を収め、世間からの注目を浴びるようになっていった。

 今年に入ってからはますます活躍の幅を広げるようになる。7月10日にオリコンが発表した「2020上半期ブレイク芸人ランキング」では、なんと1位を獲得。テレビやラジオ、雑誌などへの露出も急激に増加し、人気芸人としての地位を確立していった。

 2010年以降の新しいお笑い芸人、すなわち「お笑い第7世代」が群雄割拠するなか、彼らが人気を集めている理由について、お笑い評論家のラリー遠田氏が分析する。

「ぺこぱは第7世代と言われることも多いのですが、ほかの第7世代芸人に比べると、芸歴も年齢も上の苦労人です。売れるためにさまざまな種類のネタを作って試行錯誤を繰り返した末に、M-1グランプリで見せた“優しいツッコミ”の漫才にたどり着きました。

 M-1で注目されるようになってからは、バラエティ番組で見かける機会も増えました。2人ともキャラクターがはっきりしていて、子供や女性からも愛される存在です。底抜けに明るいシュウペイさんと、やや心配症でかっこつけたがりの松陰寺太勇さんのキャラクターの違いも際立っていて、バランスのいいコンビだと思います」

 若さや新しさを売りにするのではなく、しっかりと熟考したネタで勝負してきたぺこぱは、仮に「第7世代」ブームが過ぎ去ったとしても、お茶の間を笑いの渦に包んでいきそうだ。

●取材・文/細田成嗣(HEW)

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