122歳まで生きた仏女性 長生きの秘訣は「病気しないこと」

NEWSポストセブン / 2012年12月26日 7時0分

 白澤卓二氏は1958年生まれ。順天堂大学大学院医学研究科・加齢制御医学講座教授。アンチエイジングの第一人者として著書やテレビ出演も多い白澤氏が、長生きの秘訣について解説する。

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 122歳――この世の中で最も長生きしたフランス人女性ジャンヌ・カルマンさんは、大好きなチョコレートと赤ワインを120歳になっても欠かした日はなかったという。どちらも、抗酸化作用のあるポリフェノールが豊富に含まれていて、健康長寿のためには良い作用がある。

 赤ワインには、レスベラトロールという長寿遺伝子のスイッチをオンにするポリフェノールが豊富に含まれていることが知られているが、チョコレートも負けてはいない。100ミリリットルの赤ワインに含まれるポリフェノールは0.3グラム程度だが、100グラムのチョコレートには0.8グラムも含まれている。チョコレートはワインの3倍近いポリフェノールを含む抗酸化食材なのだ。

 徳島大学食品機能学の寺尾純二教授らの研究によると、成人男性を対象にした実験で100グラムのチョコレートを食べてもらったところ、摂取したカカオマスポリフェノールの一種「エピカテキン」の約30%が体内に吸収され、血漿で抗酸化能力を増強することが確認されたという。赤ワインやお茶では10%程度しか吸収されないというから、その効果がわかる。

 カルマンさんが、「長生きの秘訣は何ですか?」という質問に「長生きの秘訣は病気をしないことだ」と答えられた理由も、毎日食べていたチョコレートに潜んでいたのかも知れない。

※週刊ポスト2013年1月1・11日号



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