テレ朝が打ち出した奇策 土曜23時台に30分ドラマ2作続ける狙い
NEWSポストセブン / 2021年1月16日 7時5分
新年になって新しいドラマの放送が始まり、数々の話題作が放送されている。そんななか、異例の編成で注目が集まっている時間帯がある。それはテレ朝の23時台だ。コラムニストでテレビ解説者の木村隆志さんが解説する。
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各局の冬ドラマが次々にスタートしていますが、業界内でひそかに注目を集めているのは、テレビ朝日が23時30分スタートのドラマ枠『オシドラサタデー』を新設したこと。その第1弾として生田斗真さん主演の『書けないッ!?~脚本家 吉丸圭佑の筋書きのない生活~』が16日にスタートします。
同作は、細々と執筆を続けながらベストセラー作家の妻や子どものために家事を行う吉丸圭佑(生田斗真)が主人公のホームコメディですが、内容以上に注目されているのは、「30分のドラマである」こと(初回は1時間スペシャル)。
そもそも民放各局で30分という短いドラマ枠は、24時台後半から26時台のかなり遅い時間帯にしかありません。さらにテレビ朝日は『オシドラサタデー』の前に、23時から30分のドラマ枠『土曜ナイトドラマ』を放送しているため、「土曜23時台に30分ドラマを2作続けて放送する」という異例の編成になります。
民放各局で23時台にドラマを編成しているのは、テレビ朝日系の『金曜ナイトドラマ』(23時15分~24時15分)と、東海テレビ制作・フジテレビ系の『オトナの土ドラ』(毎週土曜23時40分~24時35分)のみ。数少ない上に60分、55分という通常通りの長さです。 ※日本テレビ系の『土曜ドラマ』は22時30分~23時25分に放送(プライム帯スタートのため該当せず)
なぜテレビ朝日は他局とは異なる「土曜23時台に30分ドラマ×2作」という編成戦略を採用したのでしょうか。実は昨秋に、今冬につながる2つの兆しが表れていました。
昨秋に見られた「30分×2作」のきざし
昨秋、テレビ朝日は土曜22時台の番組を大きくリニューアルしました。20時54分から22時10分まで放送していた『サタデーステーション』を15分間短縮して21時55分に終了させ、22時台に『あざとくて何が悪いの?』『ノブナカなんなん?』という30分バラエティ×2作を放送しているのです。民放主要局でプライム帯の30分番組は『おしゃれイズム』(日本テレビ系)くらいしかないだけに、当時はテレビ朝日の思い切った編成戦略に驚きの声が挙がっていました。
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