渡辺真知子が明かす百恵さん秘話「年下なのにあふれんばかりの包容力」

NEWSポストセブン / 2021年2月23日 16時5分

再び注目を集める山口百恵さん

 40年前に、わずか7年間の芸能活動。日本の長い芸能史の中では一瞬の煌めきだったが、最も輝く星でもあった。1月下旬、山口百恵さん(62才)の引退コンサートがリバイバル放送されると、彼女の一挙手一投足に再び感嘆の声があがっている。

 14才で芸能界デビューし、21才まで活動した百恵さん。引退後は、三浦友和(69才)と結婚し、その後芸能活動は一切行っていない。普通でいることの難しさを痛感した7年間の芸能生活だったからこその、決意の固さだったのかもしれない。

三浦百恵のことしか知りません

 百恵さんの引退後の趣味がキルトだ。多色の布を縫い合わせて刺し縫いしたものである。

 昨年、百恵さんが製作した作品を収めたキルト作品集『時間の花束 Bouquet du temps』(日本ヴォーグ社刊)が出版され、累計20万部を超える大ヒットを記録した。

「本当に、趣味でも極めてしまうなんてさすがですね」

 そう健気に語るのは大ヒット曲『かもめが翔んだ日』でおなじみのシンガーソングライター・渡辺真知子(64才)だ。年齢は渡辺が2つ上だが、芸能界では百恵さんが5年先輩。同じ神奈川・横須賀出身で、所属レーベルが同じという共通点もあり、当時2人は互いを“マッチ”“モモちゃん”と呼び合い、百恵さんにとって数少ない親友の1人だった。

 そんな渡辺は7年前、百恵さんが愛情を注いできた息子でミュージシャンの三浦祐太朗(36才)のラジオ番組にゲスト出演した。そのときに無性に懐かしい気持ちを覚えたという。

「口調が、本当に百恵さんに似ているんですよ。だからつい、昔やいまの百恵さんについて聞いてみたんです(渡辺)

 すると、彼の答えは一言。

「母の三浦百恵のことしか僕は知りません」

 その答えに、渡辺は古き日の百恵さんを重ねたという。朗々と語るのではなく、短い言葉で周囲の人の心を動かす。まさに古き日の百恵さんだった。

 では、母・三浦百恵とはどんな女性なのか。渡辺は40年以上前の楽屋でのエピソードを明かした。

「私がデビューした頃、楽屋で百恵さんが私の髪を巻いてくれたことがあるんです。そのときは『任せて!』といった感じで頼もしかったですよ。当時から、年下なのに、あふれんばかりの包容力があったんです」

 10代の頃からそうしたパワーを持っていた少女は、結婚して家庭に入り、妻となった。

 渡辺が表現するいいバランスを、三浦も自著で似たような表現で記している。

《結婚して31年間、結婚生活が円満に続いている理由を答えないといけないのだとしたらただ一言相性としか言いようがありません。相性の良いパートナーに私は運良く出会ったんです》(『相性』小学館刊より)

 三浦がそのパートナーを得て、百恵さんが引退してから約40年が過ぎた。

 もしも引退していなかったら、百恵さんは誰みたいになっていたのだろうかと先日の引退コンサートの放送を見たファンの中で思った人もいるだろう。

 その答えを渡辺はこう断言する。

「想像してみましたが、どうしても浮かばない。百恵さんは、百恵さん。そして、百恵さんの存在感は時が経つほど、輝きを増しています」

 百恵さんは、引退して約40年を経てもなお、多くの人を魅了し続ける。星が寿命を迎えてもその光だけは残り続けるように、引退するとき、21才の山口百恵が放った、覚悟を秘めた真っすぐな輝きはいまも人々の心を打つ。

※女性セブン2021年3月4日号

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