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DeNAに暗黒期再来か 石井琢朗ら功労者への場当たり対応のツケも

NEWSポストセブン / 2021年4月25日 7時5分

横浜DeNAベイスターズ誕生10周年で、三浦大輔新監督(右から2人目)を迎えたが…(時事通信フォト)

 横浜DeNAベイスターズの苦しい戦いが続いている。開幕6連敗でスタートし、4月9日から2引き分けを挟んで10連敗。ソト、オースティン、エスコバーという外国人選手が開幕前に来日できなかったことも響いている。昨年オフ、球団は4位に終わったラミレス監督に見切りをつけ、三浦大輔2軍監督を1軍監督に昇格させた。その一方で、新任のスタッフは仁志敏久2軍監督のみ。1軍と2軍のコーチを入れ替えただけで、首脳陣はほとんど変わっていない。プロ野球担当記者が話す。

「DeNAが経営する以前から、ベテランの功労者を簡単に切り捨ててきたツケが回ってきている。有能な指導者候補が他球団に流出しているんです。象徴的なのは、石井琢朗でしょう。38歳の2008年、フロントが引退勧告とコーチ就任の打診をした。

 確かに当時左膝の状態が思わしくなく、走力は衰えていた。それでも、98試合出場で打率2割6分2厘。フロントは石川雄洋などの若手起用に切り替えたかったが、将来の幹部候補を慎重に扱うべきでした。石井は広島に移籍し、4年間現役を続けて、現役最終年からコーチを務めた。広島の2016年からの3連覇は石井の指導なくてして達成できなかったでしょう」(以下同)

 石井と同じ年には鈴木尚典、2010年には佐伯貴弘というV戦士も戦力外通告を受けた。鈴木はそのまま現役を退いて2軍コーチに就任したが、佐伯は中日に移籍した。ベテランの取り扱いの拙さは、DeNAになってからも変わっていない。

「2014年オフには金城龍彦に引退勧告をした。その後、金城が中畑清監督に相談し、一度はフロントが撤回した。しかし、気持ちの切れた金城は巨人へFA移籍。この年の金城は不調でしたが、前年には300打席以上立って、打率2割9分1厘を打っていた。DeNAは1500安打以上放ち、首位打者まで取った人材をいとも簡単に他球団に手放してしまった」

 こうしたフロントの場当たり的な対応が、後になって響いてきているのではないか、と続ける。

「そもそも石井や金城のような功労者が現役にこだわるなら、突然通達するのではなく、本人の意思を確認するところから始めるべき。全て球団の都合だけで動こうとしている。彼らに引導を渡して、支配下登録を1枠空けるメリットがどこまであるのか。その1枠を使って入団するドラフトの下位選手が彼らのように大成する確率、彼らが指導者として残った有用性を天秤にかけることすらしていない。その時点での経費削減やチーム事情だけを考えた場当たり的な対応が目立ちました。石井や金城が指導者としてDeNAにいたら、今のような惨状にはなっていなかったかもしれません」

1軍コーチの約半数が41歳以下という若い陣容

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