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大坂なおみ 周囲が求める「オピニオンリーダー的振る舞い」に疲れたか

NEWSポストセブン / 2021年6月18日 16時5分

憧れだった東京五輪が大坂選手の心の負担に?

 幼い頃からの「夢の舞台」にやっと手が届いたところだった。東京五輪開幕を1か月半後に控えて、突然、「うつ病」を告白し、表舞台から姿を消した大坂なおみ(23才)。現時点(6月16日)では、ツイッターやインスタグラムで五輪に関する発言はない。憧れの場所は、いつの間にか、彼女の心の大きな負担になっていた──。

 大坂選手が全仏オープンの記者会見を拒否したのは5月30日。その理由について「何度も同じ質問をされる」「疑念を抱かせるような質問をされる」と訴えた。会見拒否の後、大坂選手はツイッターでこう語っている。

「私は人前で話をするのが得意ではなく、世界中のメディアを前にして大きな不安に襲われます。とても緊張し、いつもできる限り人々の心を掴む話をしなければならないとストレスを感じてきました」

 大坂選手は人種問題や女性差別など、彼女の考えを、彼女なりに語り、行動に移してきた。スポーツライターの山口奈緒美さんはいう。

「最近の大坂選手は『Black Lives Matter(BLM)』のような人種問題や、東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗前会長(83才)の女性蔑視発言について問題提起し、発信力が強くなっていた。それだけにメディアは彼女に“オピニオン・リーダー的な振る舞い”を求めすぎたのかもしれない。自分たちで言えないことを、大坂選手に言わせて“代弁”させるような雰囲気もあったように感じます」

 もちろん大坂選手自身がさまざまな社会問題に関心を持ち、よかれと思って行動してきたところはあるだろう。ただ、東京五輪の開催是非だけでなく、メディアはさまざまなテーマを大坂選手に“語らせよう”としてきたのも事実だ。

 しかしその一方で、大会の主催者やスポンサー、テニス団体の関係者らの一部には、「テニス以外の余計なことを言うな、するな」という声があったのもたしかだ。

「大坂選手にも、“テニスに集中した方がいい”とか、“余計なことに口を出すから試合に負ける”などと批判めいたことを言う人も少なからずいました。メディアに求められるものとの“板挟み”でも大坂選手は悩んでいた」(大坂選手をよく知る関係者)

 五輪の開催国である日本のテニス関係者も、大坂選手の「意見表明」には不安を抱えていたという。

「五輪で日本代表選手をサポートする日本テニス協会は、大坂選手とうまくコミュニケーションが取れていないと聞きます。今回のうつ病公表もそうですが、大坂選手は繊細なところがある。本当に気を許したスタッフにしか心を開かないそうです。

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