1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. スポーツ総合

やくみつる氏 白鵬引退時には「きちんと自己批判してもらいたい」

NEWSポストセブン / 2021年7月6日 7時5分

横綱・白鵬の引き際にも注目が集まる(写真/共同通信社)

 2021年3月場所後、日本相撲協会理事長の諮問機関である「大相撲の継承発展を考える有識者会議」(委員長=山内昌之・東大名誉教授)は、八角理事長(元横綱・北勝海)に提言書を手渡した。

 そこには、横綱・白鵬が一代年寄りの〈名乗りを認める根拠は見出されない〉、さらに名指しこそしていないが、〈外国出身力士が勝ってガッツポーズをしたり、(中略)優勝インタビューで万歳三唱や三本締めを求めた時などは、(中略)少なからぬファンが違和感を覚えると同時に失望してきた〉といった記述があり、白鵬の言動を批判する文言が数多くあった。

 有識者会議のメンバーである作家の阿刀田高氏に、改めて白鵬についての見解を尋ねると、「ある意味、(引き際は)個人の自由に関することですから」と前置きしつつ「懸念を吹き払うような潔い引退を期待したい」と答えた。ただ、こうした有識者の指摘が、どこまで白鵬に届くかは分からない。

 昨年11月の九州場所後の横綱審議委員会の定例会合では、この1年は途中休場を含めて6場所連続休場となり、休場が多すぎる白鵬に対して「引退勧告」に次いで重い「注意」が決議されたが、その後も休場を続けた。

「これまでも、優勝インタビューで万歳三唱や三本締めをしたり、平気で審判批判したりと問題行動を繰り返してきた。格下の相手を立ち合いからカチ上げと張り手で潰しにいくなど、横綱としての品格が伴っていないと指摘された行為は数知れない」(ベテラン記者)

 2019年末の会見では、横審からカチ上げなどに苦言を呈されていることを質問されて、「そんな話が出たんですか、全く知らなかった」と応じたうえで「自分は自分の相撲を取るだけ。禁じ手というものでもないので」と意に介さない様子だった。

暴力事件での責任も曖昧に

 2017年9月場所後の巡業中に起きた、モンゴル出身力士らが集まった会合での当時の横綱・日馬富士による関取・貴ノ岩への暴力事件の際も、その場で最も先輩格にあたる白鵬の責任を問う指摘は多かった。

「膝を故障している照ノ富士に対して、白鵬が長時間の正座を強いたという話もあったが、責任の所在は曖昧になり、日馬富士だけが廃業させられた」(同前)

 関係者の不信は、そうやって積み重なってきた。好角家として知られ、角界の暴力問題を巡って再発防止検討委員会の外部委員を務めた経験もある漫画家・やくみつる氏は、「来たるべき白鵬の引退会見に注目したい」と話す。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング