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「霊感なくなった」美輪明宏が魅せた「待受画像にしたい」一瞬

NEWSポストセブン / 2021年7月23日 7時5分

美輪明宏が青空の下に登場

 神がかり的な瞬間だった。7月10日の埼玉県川口市。歌手で俳優の美輪明宏(85才)が、講演会を終えてスタッフに手を支えられながら表に出てくると、それまで空を覆っていた黒い雨雲が流れていき、太陽の光が三輪を照らした。まるで、自然が作り出した舞台照明のよう。全身鮮やかな青の服で、より映えていた金髪のロングヘアが、黄金色に輝いていた。

 かつては美輪の画像を携帯電話の待受画像にすると、「運気が上がる」と言われていた時代もあった。今回キャッチした輝く美輪の姿は、まさに「待受画像にしたい」一瞬だ。

 近年は、一時期に比べるとテレビ出演がめっきり減っているが、まだまだ健在である。

 2000年代に細木数子(83才)や江原啓之(56才)らとスピリチュアルの大ブームを巻き起こしたが、その江原とのトーク番組「オーラの泉」(テレビ朝日系)が2009年に終了すると、その年に主演した舞台中に右腕を粉砕骨折。一昨年の2019年9月には脳梗塞まで患っていた。

 それでも、わずか2か月後にはラジオ番組で「不死鳥です」と、復活を宣言。講演会は、コロナ禍で中止になっていたが、昨年秋には再開。今年も、今月から待望の再々開をし始めたところだった。美輪を知る芸能関係者は「3月に旧知の友人黒柳徹子さん(87才)の『徹子の部屋』に出演しましたが、病の後遺症はなく、言葉もはっきりしていて、講演会は好評です」と話した。

 ただ、昨年末にはバラエティー番組「ありえへん∞世界」(テレビ東京系)に出演して「昔は霊感があっていろいろなものが見えたり聴こえたりしたけど、最近はパタッと何も見えなくなった」と告白し、往年のファンを驚かせた。

 ある民放のベテラン番組制作者は「昔は『オーラ』とか『スピリチュアル』『霊感』というワードがもてはやされて、番組も高視聴率が取れていました。しかし、反動で巷には自称霊媒師が一気に増えて、金銭的な被害も増えていくと、番組にも苦情が来るようになってしまった」と振り返った。

 晩年は「前世や守護霊は科学で証明されたものではなく、人生をよりよく生きるヒントです」などと、注釈のテロップを入れるようになり、その手のバラエティー番組は、1つずつ終了していった。放送倫理の高まりとともに、淘汰される運命だった。

「美輪さんは4、5年ほど前から『見えなくなった』と話していますが、それでも広い見識と抱負な人生経験からくるアドバイスや訓示は、いまだに人気なのです」(前出・美輪を知る芸能関係者)

 講演会では「良いことがあれば、その逆もありバランスが取れている」という正負の法則や、「地獄極楽は胸三寸にあり。幸せも不幸も自分の心次第、幸せとは感謝することを見つけること」などと、自身の体験談をもとに諭している。

 長崎で被爆した少年時代。戦後の銀座の喫茶「銀巴里」で三島由紀夫ら多くの文化人に愛されるシャンソン歌手として羽ばたいたこと。まだ、ジェンダーへの理解度が低く、容姿を中傷され続けながらも、舞台に立ち続けてきた芸能半生。そして、度重なる病やケガとの闘い……。

 酸いも甘いも熟知する美輪の言葉は、テレビ露出が減っても、多くの人を癒し、励まし続けている。

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