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フジテレビ『歌と笑いの祭典』で再確認された『いいとも!』の偉大さ

NEWSポストセブン / 2021年8月30日 7時5分

久々に「フジテレビらしさ」が垣間見えた特番だった

 8月28日、29日と2夜連続で『FNSラフ&ミュージック~歌と笑いの祭典~』(フジテレビ系)が放送された。ダウンタウンの松本人志、中居正広、ナイティナインがMC、千鳥、アンタッチャブルがアシスタントという豪華布陣の中で、フジテレビに2021年4月に入社したばかりの小山内鈴奈アナ、小室瑛莉子アナ、竹俣紅アナという3人の新人アナウンサーが総合司会の大役を担った。テレビ局関係者が話す。

「いろんな事情があったのでしょうけど、さすがに新人アナには荷が重すぎたと思います。台本通りに運ぼうとして話の流れを止めるなど、スムーズな進行とは言い難い面もあった。芸人たちも3人と初対面ですから、その個性を把握できていない。固定のMC陣だけでも常時6~8人いて、ゲストまで来る。人数が多過ぎる中で、敢えて女子アナをイジる必要もないので、余計に浮いてしまっていた印象です」

 第1夜、爆笑問題の太田光に『今日の司会の方々はステマやってるんですか?』と聞かれた時、新人アナ3人が揃って手を横に振るなどして否定。竹俣アナは立ちながら必死な顔で『やってませんよ! やってませんよ!』と2度言った。あの場面が唯一の見所だったかもしれない。番組自体は第1夜には長年、“共演NG”と囁かれていた松本人志と爆笑問題が顔を合わせ、第2夜には笑福亭鶴瓶、山田孝之、本田翼、内村光良という前夜に生電話でブッキングしたゲストが出演。“フジテレビらしい”豪華なメンバーが揃い、盛り上がった。

「その“らしさ”の源流には『笑っていいとも!』があると思います。第1夜の『直電!生ブッキング 明日来てくれませんか?』は完全に『いいとも』の『テレフォンショッキング』そのものでしたし、松本と爆笑問題は『いいとも』のグランドフィナーレで同じアルタのスタジオに立ったことが今回の共演の契機となった。生放送で、豪華なタレントが集まる形式自体が『いいとも』そのものでしたね」

『笑っていいとも!』は1982年10月から2014年3月まで31年半にわたって放送され、番組が『生放送バラエティー番組放送回数最多記録』、司会のタモリが『生放送バラエティー番組単独司会最多記録』のギネス記録に認定された日本を代表する名物番組だった。

「最近、フジから人気アナが誕生しないのは、『いいとも』が終わった影響がいまだに続いているからかもしれません。多くの新人アナは『テレフォンショッキング』のアナウンサーとしてデビューし、番組のクイズコーナーなどにも参加して芸人の対応力を見て学べたし、実践の場にもなった。木佐彩子アナや中野美奈子アナなどフジが生んだバラエティのアドリブについていける名アナウンサーは、『いいとも』の経験が大きかった。

 そして番組が終わると、タモリさんたち出演者と一緒にスタジオアルタ近くのうなぎ屋などに行って、親交も深められた。そこでタレントの性格を知ることで、他の番組に生かせる。『いいとも』は1つの番組として成功していただけでなく、フジテレビ全体に好影響を与えていたんです。今年の新人女子アナも『いいとも』で経験を積んでいれば、また違った司会ぶりを見せられたと思います。もし『いいとも』があったらMC陣のうち中居、千鳥、アンタッチャブルはレギュラーだったでしょうね。そんな妄想をしても仕方ないのですが」

『いいとも』が終わる前は、視聴率の落ち込みが指摘されていたとはいえ、最終年の2013年でも同時間帯の平均視聴率1位だった『いいとも』。終了から7年以上経った今、番組の偉大さを最も痛感しているのはフジテレビかもしれない。

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