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「スタオベしても良いんやで」ディーン・フジオカが見せた「コロナ禍ライブ」の正解

NEWSポストセブン / 2021年9月14日 16時5分

ディーン・フジオカを目撃

 コンサート会場から颯爽と現れたのは、白のパーカーに黒いパンツ姿の俳優でシンガーソングライターのディーン・フジオカ(41才)。9月4日からスタートした全国ツアーの初日公演から帰途につく瞬間だ。意外と冷え込んだ雨の中、ライブ終了から1時間半も出待ちをしていた熱狂的なファンたちは、隙間からわずかしか見えないディーンに必死に手を振って見送った。

 いまだかつて見たことのないライブの興奮が、雨に打たれ続けても収まらなかった様子。その中の1人、40代女性ファンは、少しためらいながらも口を開いた。

「ライブ中に『今夜の中身は絶対に言わない』と、おディーン様と私たちで約束をしたんです。詳しくは言えないのですが、とにかく斬新でした」

 ディーンも、終演後の公式インスタグラムで「イメージしていたライブから予想が大きく外れたと思います。コロナ禍以前の従来のライブコンサートとは全く別の新しいショー」とつづった。

 観客には、感染対策のために「声援無し」のルールが設けられた。前出の40代女性ファンは「それでも、おディーン様が私たちを魅了してくれました。着席鑑賞でしたが、最後には感激でスタンディングオベーションをした人も出たほどでした」と明かした。

 本人もライブ後、インスタグラムで、「これは歌手として、役者として舞台に立ったのか? この舞台表現はライブコンサートなのか、ミュージカルか、歌劇なのか? 明確に分けられない部分があります」と振り返っていた。

 さらにインスタグラムでは、最初は戸惑った客席の空気も鋭く感じながらも、「理解できなくてもなぜか感動は伝わる。それがアートの魅力です。大切なのは、同じ空間にいる全員で一緒に未体験ゾーンへ向かって一歩踏み出していくこと、そして会場を去るときには新しい自分にトランスミュートしてること」と、自身の思いを熱く訴えた。

 ある音楽雑誌編集者は「コロナ禍のこの夏以降、多くのフェスがやり玉に挙がり、音楽イベントは窮地です。そんな中でディーンさんは、歓声を上げて盛り上がる形ではない新スタイルのライブを打ち出した。本当は黄色い声援を出したかったファンも、本人からコロナ禍で見出した新たな実験を共有しようと呼びかけられて、すっかり魅了されたわけです」と解説する。

 ディーンは終演直後のインスタグラムのストーリーでは「#スタオベしても良いんやで」と、感染の危険性を広げぬ範囲でのファンの感情表現を許容する姿勢もみせた。

 8月10日の「めざましテレビ」に出演した際には「家族と一緒にいたい…」と漏らしたディーンは、コロナ禍で2年以上もインドネシアの妻子のもとに帰れずにいる。それでも、ライブやフェスの中止や制限にSNSで不満を叫ぶばかりのミュージシャンたちもいる中で、前向きに新境地を切り開く。これぞ本物のアーティストの姿といえるのかもしれない。

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