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ワクチン、半年後には4~5社から選べる状況 3回目接種でどう選べばいいか

NEWSポストセブン / 2021年9月19日 7時5分

 8月下旬には東京・港区で男性看護師2人と女性薬剤師1人が、無断で3回目接種を行っていたことが判明した。

 ある医療従事者はこう声を潜める。

「もちろん無断でワクチンを打ったのは悪いことですが、5月までに2回目の接種を終えている医療従事者は、すでに抗体価が低くなっている。ブレークスルー感染への不安から、3回目のワクチンを打ちたくなる気持ちは理解できます」

「異種混合」という選択肢

 いずれ3回目のワクチン接種は必要になる。問題は「どのワクチン」を打つかだ。国際医療福祉大学病院内科学予防医学センター教授の一石英一郎医師が指摘する。

「現時点では、アメリカでもそうであるように3回目も同じメーカーのワクチン接種が基本だと考えられます。すでにファイザーやモデルナでは、3回目接種の安全性やデルタ株などの変異株に対する有効性が報告されている。副反応についても、1回目に比べて2回目の副反応が強い傾向がありますが、3回目はそれを上回るようなことはないという報告もあります」

 一方で、3回目の接種では、異なるメーカーのワクチンを打つという選択肢もある。

 イギリスではワクチンの3回目接種で、異なるメーカーのワクチンを打つ準備が進められている。

 最初の2回接種とは違うメーカーのワクチンを3回目に接種することで、新型コロナの予防効果が高まるという理由からで、英政府は専門家の委員会の勧告を待って、最終決定を下すという。

「英オックスフォード大学の研究チームは、アストラゼネカ製とファイザー製の異種混合接種をすれば、アストラゼネカ製を2回連続して接種したときより、さらに強力な免疫反応が形成されるという研究結果を報告しました。日本でも治験の結果がよければ、年に一度程度の追加接種はそれまでとは異なるワクチンを打つという選択肢も広がるでしょう」(角田さん)

 実際、田村憲久厚生労働相は14日の記者会見で、新型コロナワクチンの3回目接種や、異なる種類のワクチンを打つ異種混合接種について、17日の審議会で検討を始めるとし、「結論はなるべく早く出していきたい」と語った。

 大半の日本人にとって、1回目、2回目に打ちうるワクチンメーカーの選択肢は、米ファイザー製か米モデルナ製しかなかった。自治体で申し込んだ人はファイザー製で、大規模接種会場や職域接種で打った人はモデルナ製。選ぶ余地はほぼなかったと言っていい。

 しかし、この8月後半からは英アストラゼネカ製の接種が大阪や北海道でスタート。来年初頭からは米ノババックス製のワクチンが1億5000万回分供給される予定だ。

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