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半導体が切り開く技術革新 新幹線、運転支援、内視鏡、ドローンなど

NEWSポストセブン / 2021年10月1日 16時5分

最新の半導体は身近なものにも多く活用(写真提供/JR東海)

 あらゆる電子機器に欠かせない存在となっている「半導体」。その半導体は、いつの時代も革新的な技術をもたらしている。2021年現在、半導体が切り開く新時代の技術革新の事例を紹介しよう。

東海道新幹線「N700S」(JR東海)

 13年ぶりのフルモデルチェンジで昨年7月に営業運転を開始した東海道新幹線新型車両「N700S」には、高速鉄道の駆動システムでは世界初となる次世代半導体のSiC(炭化ケイ素)パワー半導体が採用された。従来のSi(ケイ素)パワー半導体と比べて電力損失が1/100などの特徴があり、SiC素子の採用によって主変換装置の大幅な小型軽量化と省エネルギー化を実現。軽量化により静粛性や乗り心地、速度も向上した。

「スカイライン(HYBRID)」(日産自動車)

 2019年に発売された新型「スカイライン」のハイブリッド車(税込557万5900円~)に搭載された世界初の先進運転支援技術「プロパイロット 2.0」には、ルネサスエレクトロニクスの車載半導体が走行判断と制御を担う運転支援システムの中核的機能として採用されている。様々な情報を処理し、高速道路での車線変更の提案やハンズオフの可否の判断も実現。下の写真は「プロパイロット 2.0」の運転情報を投影する車載ディスプレイ画面。

大腸用カプセル型内視鏡(コヴィディエンジャパン)

 大腸疾患の診断に使われるカプセル型内視鏡は、イメージセンサ(CMOS)を搭載した2台の超小型カメラ、バッテリー、LED、画像データ送信機などを内蔵した約32ミリ×約12ミリのカプセルを口から飲み込む内視鏡検査機器。腸管内部を蠕動運動によって通過しながら腸粘膜を撮影し、記録装置に転送。内視鏡スコープによる検査が困難な場合に用いられる。昨年4月から保険適用範囲が拡大。医療機関での導入が進んでいる。

空撮ドローン「Airpeak S1」(ソニー)

 ソニーが自社開発した初のドローン「Airpeak S1」は、同社の技術の粋を集結したプロフェッショナル向け製品。ソニー製イメージセンサーを内蔵したステレオカメラを機体5方向(前後左右下)に配置。そのカメラがとらえた情報を高速処理する同社製ビジョンセンシングプロセッサや、赤外線測距センサーなども搭載し、障害物の多い場所でも安定飛行を実現。市場推定価格は税込110万円前後。発売は今年10月下旬以降を予定。

※週刊ポスト2021年10月8日号

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