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電撃引退した白鵬の大物支援者が告白「協会の仕打ちは人種差別だ」

NEWSポストセブン / 2021年10月4日 16時5分

林住職(中央)と白鵬(時事通信フォト)

 新横綱・照ノ富士の昇進場所優勝をかき消すように9月場所千秋楽翌日に横綱・白鵬の「電撃引退」が報じられた。史上最多となる45回の幕内最高優勝を誇る白鵬だが、引退後の“処遇”を巡っては日本相撲協会との暗闘が繰り広げられていた。

 JR博多駅から快速電車で20分の最寄り駅で下り、歩いて3分ほどの場所にあるのが、県内有数の“パワースポット”として知られる高野山真言宗別格本山・南蔵院(福岡県糟屋郡篠栗町)だ。境内には、ブロンズ製では世界最大級となる全長41m、高さ11mの「釈迦涅槃像」が横たわる。

 この南蔵院の林覚乗住職は、9月場所後に引退した横綱・白鵬が所属する宮城野部屋の九州後援会名誉会長であり、大相撲九州場所の維持員で組織される「九州溜会会長」を務めた“大物支援者”である。例年11月の九州場所では、同院が宮城野部屋に宿舎を提供するなど、長年にわたって白鵬の力士生活を支えてきた。

 その林住職が、白鵬の電撃引退が報じられた翌日、本誌の直撃に重い口を開いた。

「あれだけの功績を残した横綱ですよ。過去、20回以上優勝した横綱には『一代年寄』が与えられているのに、唐突に有識者会議から“一代年寄という制度を認める根拠がない”などという提言書が出てくるのはどうかと思いますね。あの提言書を知り合いの弁護士に見せたら、人種差別だと言っていました。(白鵬が)もし日本出身の横綱なら、(一代年寄を)与えたと思いますよ。協会はあのような組織なので、与えないと決めたら与えないと思いますが……」

 9月29日に引退届を提出した白鵬。翌30日には、年寄「間垣」の襲名が承認され、今後は「間垣親方」として後進の指導にあたると発表された。

 林住職が口にした「一代年寄」とは、こうして年寄名跡を襲名して親方になるのではなく、現役時代の四股名のまま、「白鵬親方」として日本相撲協会に残ることを指す。功績著しい横綱にのみ認められてきたもので、大鵬(優勝32回)、北の湖(同24回)、貴乃花(同22回)が一代年寄となった(優勝31回の千代の富士は辞退して「九重」を襲名)。

 優勝45回の白鵬は“有資格者”のはずだが、休場が続く白鵬の引退が近いと囁かれていた今年4月、協会の設置した「大相撲の継承発展を考える有識者会議」が八角理事長(元横綱・北勝海)に提出した「提言書」で流れは大きく変わった。そこに〈一代年寄の名乗りを認める根拠を見出せない〉と明記されていたのだ。

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