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ドラフト最注目・高知高校の森木大智はなぜ一度も甲子園に出られなかったのか【前編】

NEWSポストセブン / 2021年10月7日 16時5分

 甲子園で激闘を演じた横浜の渡辺元智が勇退し、智弁和歌山の高嶋仁も高校野球の現場を離れた。いずれも馬淵にとっては大先輩だが、同じ時代を生きた名将が監督を退く中で、還暦を過ぎてなお強烈なカリスマ性を誇示していた馬淵の求心力も失われつつあるのではないか。

 そして人里離れた谷間に位置する「野球道場」と名付けられたグラウンドで、野球漬けの日々を送ることを、現代の球児は敬遠しているのではないか。森木が高校生となった頃、野球道場で馬淵にぶつけたことがある。

「そうは思わんよ」

 その静かな声色には怒気もこもっていた。

 馬淵時代の終焉か、そして森木が飛躍するのか──。その答えが出るのが、森木が3年生となる2021年夏だった。現代の高校野球を代表する名将にかように無礼な質問を投げかけたからには、顛末を見届けようと高知に通い続けた。

(後編に続く)

取材・文/柳川悠二(やながわ・ゆうじ)
ノンフィクションライター。1976年、宮崎県生まれ。法政大学在学中からスポーツ取材を開始し、主にスポーツ総合誌、週刊誌に寄稿。著書に『永遠のPL学園』(小学館文庫)。2016年、同作で第23回小学館ノンフィクション大賞を受賞。

※週刊ポスト2021年10月15・22日号

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