1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

グルコサミン・ウコンなどのサプリ 抗凝固薬との飲み合わせは要注意

NEWSポストセブン / 2021年10月27日 19時5分

「薬の危険な飲み合わせ」には注意したい(イメージ)

 薬は飲み合わせによっては注意が必要という意識がある人も、「サプリや健康食品のことは医者に言わなくても大丈夫だろう」と思ってないだろうか。「飲めば飲むほど健康になる」と安易に飲み続けていたら、あなたの身体に重大な異変が起きるかもしれない。

 そこで本誌・週刊ポストは日本健康食品・サプリメント情報センターが編集、日本医師会・日本薬剤師会などが監修した『健康食品・サプリメントと医薬品との相互作用事典』から、薬剤師の長澤育弘氏(銀座薬局代表)監修のもと、組み合わせと、その危険度(高・中・低)の一覧表を作成した。

 表には店頭はもちろん、テレビCMなどでもおなじみのサプリが並んでいる。関節痛などに悩む人が症状の緩和を期待して服用することが多いグルコサミンは、抗凝固薬(ワルファリン)との組み合わせが危険度「高」とされている。

「グルコサミンはワルファリン製剤との併用で薬の作用が強まり、出血のリスクが高まると報告されています。また、EPA(エイコサペンタエン酸)やイチョウを含むサプリと抗凝固薬を併用すると、胃潰瘍や脳出血などによる小さな出血でも血が止まらなくなるリスクが高まります。

 特に手術時にサプリの摂取状況について医師や薬剤師に伝えないと、血が止まりにくくなって命に関わることがあります」(医薬情報研究所エス・アイ・シー取締役で薬剤師の堀美智子氏)

 日常生活でも、転んだりぶつけるなどした際に「あざ」ができやすくなったり、出血が止まらなくなることがあるので注意したい。

「肝臓に良い」と言われ、成分が入ったドリンク剤などが広く利用されているウコンにも要注意の組み合わせがある。抗凝固薬・抗血小板薬との併用で出血のリスクが、糖尿病治療薬との併用で血糖降下作用が増強されて低血糖のリスクがあるとされる。また特に注意すべき人がいる。

「肝臓に良いとされるウコンですが、肝機能障害のある人は鉄の含有量が多いウコン製品は避けるべきです。ウコンの主成分(クルクミン)は使う分には問題ないですが、肝機能が低下している状態や肝炎の人が鉄分を多く摂取するのは高リスクです」(堀氏)

 体内で消化や代謝を助ける補酵素として働くコエンザイムQ10は、疲労回復や老化防止など、さまざまな健康効果を期待して摂取される。しかし、降圧剤との併用で血圧が過度に低下する恐れが指摘されている。また抗凝固薬との併用では逆に薬の効果が弱まり、血液凝固リスクを高めるという。

「コエンザイムQ10はもともと、一般名ユビデカレノンという医療用医薬品です。強心剤として使われる薬で、その血圧降下作用についてはエビデンスがありません。降圧剤との併用でなぜ過度に血圧が下がるのか、機序はよくわからないのですが症例もあり注意は必要です」(長澤氏)

※週刊ポスト2021年11月5日号

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング