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薬の「危ない飲み合わせ」を防ぐ方法 おくすり手帳、検索の活用を

NEWSポストセブン / 2021年11月7日 16時15分

「おくすり手帳」で薬の危ない飲み合わせのリスクを軽減

 症状などに合わせ医師や薬剤師から出される「薬」と、食べ物やサプリなどの健康食品との組み合わせによって、薬の作用が強められたり、反対に弱められたりすることもある。そういった薬の危ない飲み合わせを防ぐために今すぐ活用できるのが、「おくすり手帳」だ。銀座薬局代表で薬剤師の長澤育弘氏が語る。

「おくすり手帳は医師・薬剤師・患者さんの情報共有を円滑にする非常に大事な伝達ツールですが、実際にちゃんと活用できている人は10人に1人もいないと思います」

 おくすり手帳といえば通院時や薬局で薬を処方される際に提出し、「書き込まれるモノ」と考えがちだが、長澤氏は「むしろ自ら積極的に書き込んでほしい」という。

「気付いていない方も多いと思いますが、おくすり手帳には既往症やアレルギーの有無、薬の副作用の経験や服用中のサプリなどについて患者さんが記載する欄が設けられています。薬剤師の立場としては、この欄にご自身で色々と注意点を書いてもらえると大変助かります。これは医師も同様だと思います」

 長澤氏が特に書き込んでほしいと話すのが、「サプリと食べ物」だ。

「医師も薬剤師も『他の薬を飲んでいますか?』というのは必ず聞きますが、日常的に摂られている食事やサプリメントについてはあまり聞きません。自分でいま飲んでいるものを書き起こしてみると自分の生活を見直すきっかけにもなると思います。また複数の医療機関を受診している人もおくすり手帳は必ず1冊にまとめてください」

 まずは自ら記録していく習慣をつけたい。

ファンケルが始めた「検索サービス」

 薬との危ない飲み合わせを防ぎたいのはサプリメントなどを販売するメーカー側も同様だ。健康食品やサプリの販売大手・ファンケルは今年6月、ネット上で同社のサプリや健康食品120種類と約3万種類の薬の「飲み合わせ」をセルフチェックできる検索サービスを始めた。

 名前やメールアドレスなどを打ち込んで会員登録をすると、ファンケル商品と薬の名前を打ち込む画面が出てくる(別掲写真参照)。

 ここで例えば一緒に飲むと「血液が固まる可能性が高くなる」とされる青汁と抗凝固薬を入力すると、飲み合わせ結果に「ご注意がございます」と表示される(同左画面)仕組みだ。

「会員登録をしていただければ、検索サービスは購入者でなくても利用できます」(ファンケル総合研究所 学術・SDIグループ)

 不安がある人は、こうしたサービスを積極的に活用したい。

※週刊ポスト2021年11月12日号

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