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辛口・広岡達朗氏が「ビッグボス」を絶賛!「新庄を馬鹿にしてはいかん。原とは正反対だ」

NEWSポストセブン / 2021年11月27日 7時15分

この男、実は深謀遠慮あり!?(時事)

 今年のプロ野球は、セパともに昨年最下位のヤクルト、オリックスがペナントとCSを制し、日本シリーズでは近年まれに見る激闘を見せた。いかに監督の手腕とチーム育成が大事かを球界とファンに思い知らせる十分なインパクトがあったのではないか。両チームの躍進の裏では、巨額補強を繰り返す球界の盟主・巨人がシーズンで負け越す醜態を見せ、それでも原辰徳・監督は3年契約で続投することが決まった。

『週刊ポスト』(11月29日発売号)では、一時、噂になった「松井秀喜・監督説」がなぜ消えたかを詳細に暴いているが、そこでも巨人の監督人事に苦言を呈した重鎮OBの広岡達朗氏は、同じ取材で球界の話題をさらう「ビッグボス」新庄剛志・日本ハム監督を絶賛していた。

 * * *
 新庄の言ってることは正しいですよ。「ピッチャーもバッターも嬉しかったら喜べ。しかし、カメラに向かってポーズを取るのはNG」「ランナーに出ても相手選手にあいさつはするな」「優勝は一切考えるな」――全く間違っていない。

 派手なパフォーマンスがいろいろ言われるが、新庄を馬鹿にしてはいけません。彼の体を見てごらんなさい。締まっていて太っていない。しっかりトレーニングを積んでいる証拠です。今の時代の監督は横着な者が多く、我々の時代のように選手と一緒に走ったりしなくなりましたが、新庄ならそれもできるでしょう。

 秋季キャンプのたった数日でも、その片鱗は見せています。自らクルマの屋根に立ってバットを差し出し、低い球筋で遠くに投げる練習をさせていたし、内外野をシャッフルしたノックを自らしていた。これらは選手の潜在能力を浮き彫りにすること、内野手には外野手の、外野手には内野手の心理を理解させることを目指した練習でしょう。その先頭に自ら立っている。

「優勝を狙わない」というのは就任会見でも言っていましたが、それはまだ優勝を狙える戦力が揃っていないということを言いたかったのでしょう。同じように優勝できないと思っていても「狙います」と言う監督が多いなか、正直でいいじゃないですか。「ビッグボス」と呼ばせているのも彼なりの計算ですよ。今はとにかく選手を育て、その時がきたら「優勝を狙う」と宣言するタイミングを考えているのだと思います。チーム作りには順序があることがわかっているんです。

 ただし、言っていることは正しくても、それをどうやって選手に伝えていくかは見ておかないといけません。新庄が阪神に入団した頃は、イチローよりセンスが上だった。それくらい良い選手だったが、ちょっと根気が足りなかった。アメリカに行って、実績でイチローに及ばなかったのはそこだと思います。だから、監督として根気よく選手を育てることができるかどうかですね。若い選手がやる気になっているのは、この監督からは学ぶことがあると期待しているからですが、それをどうやって教えていくか。

 新庄は1年契約です。フロントが認めれば2年目も契約するだろうし、そして3年目に「いよいよ優勝を狙う」と宣言すれば大したものです。彼はデタラメに見えても馬鹿じゃない。この改革が成功すれば、原監督はじめ、これまでの監督やコーチはみんなクビですよ。

 原は3年契約だという。そして、コーチを集めたらチームが強くなると思っている。自ら先頭に立つ新庄とは正反対です。本当は、コーチを育てるのが監督なんです。監督とコーチは互いに勉強して選手を育てるものです。タレントのようなコーチを連れてきて、ダメだとなると今度は理論派と言われている者にすげ替える。そんなことをしていても強いチームは作れません。

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