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スポーツ実況の絶叫連呼 事情があってやっていると現役アナ

NEWSポストセブン / 2013年2月13日 7時0分

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自作の資料を手に取材をする住田洋さん

 テレビ局にとって、スポーツ中継は欠かせないコンテンツのひとつだ。また、今では世界中の様々なスポーツ中継をCSやBS、さらにはインターネット中継などで見ることが出来る。フリーのアナウンサーとしてCSなどでスポーツ実況をしている元テレビ愛媛アナウンサーの住田洋さんが、スポーツ実況アナのトレーニング方法、どうして絶叫や連呼が多くなるのか解説する。

 * * *
 テレビ愛媛に入社して2年目のとき、初めてスポーツ実況を担当しました。実況の練習というのは、基本的に人真似から始まります。教科書や教則本はありません。過去の試合ビデオを見ながらシャドーイングのように実況の口まねをしたり、試合や練習を観に行って、体育館の隅でブツブツとエア実況をやりました。

 毎年3月に開催されていた全国高等学校バレーボール選抜優勝大会、通称、春高バレーは、かつての勤務先、テレビ愛媛も含めたフジテレビ系列が中継を担当する重要な大会でした。始まる前には、系列局の若手アナウンサーがフジテレビに集まって研修を受ける機会がありました。各々がスポーツ実況をしたビデオを持って行き、評価してもらうんです。

 ある年の研修に、ひどい実況だと自覚していたので気がすすみませんでしたが、少年柔道大会のビデオを持って行きました。当然ですが「ひどいね」と言われました。

 そのとき、実は風邪をひいた先輩の急な代役で、全然準備できなかったと説明したら、「そういう言い訳は、見ている人には関係ない。アナウンサーとしてマイクの前に座ったら、みんな一緒」と指摘されました。甘い考えの新人だった私に、どんな状況でもプロとして仕事をする心構えを教えてもらえた貴重な体験でした。

 春高バレーの全国大会は、一度にたくさんの試合がおこなわれます。そのため、フジテレビだけでは人手が足りず、地方局のアナウンサーも実況をします。でも、系列なら誰でも実況できるわけではありませんでした。地方大会の中継ビデオをフジテレビのアナウンサーが見て、OKが出たら担当できるんです。私は2回、実況する機会に恵まれました。

 東京での全国大会本番では、実況アナウンサー全員でデータを共有していました。各々が実況するために用意した資料を、同じファイルへ保存していくんです。それを見ると、先輩アナウンサーがどんなまとめ方をしているのか見ることも出来ました。私がいま実況で使用する資料作りの基本は、春高バレーで使っていたノウハウが元になっています。

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