ごぼう茶は腸内環境もよくなり便臭や体臭が消えると南雲医師

NEWSポストセブン / 2013年2月19日 16時0分

 50代なのに30代にしか見えないドクター・南雲吉則先生が、女性セブン読者の健康に関する相談に回答するこのコーナー。今回は普段から愛飲している「ごぼう茶」について回答する。

【相談】
 ごぼう茶を飲み始めたら、便通も体調もよくなり、やせた気もします。ところで先生はいつから飲まれているのですか? ごぼう茶との出合いや効能などについて知りたいです。(ゆたんぽ・37才・会社員)

【回答】
 本当にたくさんのかたから、ごぼう茶を飲んだら体調がよくなったというお便りをいただくよ。

 そもそもごぼう茶との出合いは、10年前くらいにさかのぼるかな。何度かお話ししたけど、そのころぼくは太っていて、不整脈や腰痛、便秘に悩んでいたんだ。体重が重いせいで、心臓や関節に負担がかかっていたんだね。

 そんなとき、偶然ごぼう農家のかたと知り合ってごぼうの効能を聞き、たくさん食べるようになったんだ。すると急に便通がよくなった。うれしくて、毎日ごぼうをたくさん食べようと思ったけれど、きんぴらごぼうやごぼうの煮ものを毎日作るのは大変だし、飽きちゃう。

 それに、調理すると一緒に油や糖分も摂ってしまうから、ごぼうだけを、もう少し簡単に、カロリーを抑えて摂取する方法ってないかなと考えたんだ。

 そして思い出したのが、昔、日本茶が高価だった時代に、ドクダミやごぼうでお茶を作っていたという話。これだ!とさっそくごぼうのお茶を手に入れて、飲み始めたんだ。

 飲み始めて2、3日もすると、便通がよくなって体重が減るばかりか、体臭もなくなったから驚いた。

 なぜそんなことが起こるのかなと、医者として不思議に思って調べたんだ。その秘密はごぼうの成分だった。

 ごぼうはキク科の多年草で、冬は枯れるけど、翌春また発芽して、成長・開花を繰り返す植物なんだ。春に発芽し、初夏に花を咲かせる。秋になると葉が枯れて、春にほかの植物に先駆けて勢いよく発芽するために、冬の間、水分を体の中に蓄えておくんだ。

 その“水分を蓄える”役割を果たすのが“イヌリン”という水溶性の食物繊維。イヌリンは、ちょうどおむつやナプキンに入っている、吸水性ポリマーのようなものなんだ。春にごぼうを掘り出してスパッと切って傾けると、ジャーっと水が出るんだけど、それはこのイヌリンの働きだよ。

 腸の中に入ったイヌリンは、体内の余分な水分を吸ってくれるから便がほどよくやわらかくなり、便通がよくなる。すると悪玉菌の繁殖を防げるから、腸内環境もよくなって、便臭や体臭が消えるんだ。イヌリンは便秘解消の立役者なんだね。

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