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レスリングが五輪中核競技に復活するためには何が必要なのか

NEWSポストセブン / 2013年2月16日 16時0分

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ロンドン五輪では日の丸が幾度も一番上に掲げられた

 日本にとって五輪のレスリングは、昨年のロンドン五輪の金3、銅2という結果にあるように、金メダルを約束してくれる存在だ。ところが突然、2020年五輪の中核競技から外されてしまった。国際オリンピック委員会(IOC)理事をはじめ誰もが納得する五輪競技と再び認められるには、どんな対策が必要なのか。世界選手権や五輪などでレスリングを取材し続けてきたライターの横森綾さんが、中核競技復帰を目指す改革プランを提案する。

 * * *
 伝統的ではあるが時代遅れと指摘されるレスリングの問題点について、国際レスリング連盟(FILA)はこれまでも様々な対処をしてきた。ところが今のままでは、五輪にまつわる決定権を持つIOC理事や委員に、新たな努力をしていることが伝わらない。五輪の中核競技であると誰もが疑わない存在になるために、いま考えられる問題点についてひとつずつ具体的なプランを立て、はっきりと示す必要がある。

 問題点のひとつめに、よく指摘されるルールの分かりづらさがある。現状では、初めて見た人が、何によって点数が重ねられているのか把握できないまま試合が終わってしまう。

 これまでも、長いと指摘された試合時間を短くし、予選から決勝まで数日かけていた大会を一日で終えるようルール変更はされてきた。ところが、それらの変更では結局、わかりづらさを解決できなかった。そして、現在の五輪で重要視される「テレビの生中継」に向かない競技という烙印へつながっている。

 たとえ技術のやりとりが理解されずとも、タックルや投げ技など動的な動きが強調されれば、見るスポーツとしての面白さを確保できる。観客からのわかりやすさ、テレビ画面で楽しめる形式について、理事だけでなく実際に試合を裁く審判の意見や、外部の専門家を交えて検討するプランを具体的に示すべきだ。

 次に、五輪参加選手数の問題がある。

 かつて、レスリングは参加選手数が多すぎるとグレコローマンの五輪除外をIOCにすすめられたことがあった。その打診以降、フリースタイルとグレコローマン合わせて20階級だったのを16、そして14へと削減し続けた。ところが、2004年から女子が加わったことで逆に18へと増えてしまった。当然、選手数も増えている。五輪をスリム化したい最近の流れとは逆の動きだ。

 フリースタイル、グレコローマン、女子の3種目を続けようとするなら、各スタイルを5階級ずつ、計15階級へ変更するのはどうだろうか。もし階級数を変えられないなら、フリースタイルとグレコローマンをミックスさせた新種目として再出発するくらいの大胆な試みがあってもよい。これらの提案は乱暴に聞こえるかもしれないが、そのくらい大胆な変化を見せなければ、レスリング関係者以外からは理解されないだろう。

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