若者の新聞、TV離れで「LINEニュース」 好調の理由

NEWSポストセブン / 2013年2月25日 16時2分

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LINEニュース画面(左)。クリックすると“概要”に(右)

日本新聞協会によると、2012年の一般紙の発行部数は4372万部(朝夕刊セットを1部として計算)。2002年が4739万部であるから、10年間でおよそ350万部、全体では1割弱減っていることになる。世帯数は2002年の4863万に比べ、2012年は5417万と1割以上増加し、一人暮らしや少人数での世帯が増える一方で、新聞の購読率は明らかに減少しているのだ。

総務省の発行する「平成23年版 情報通信白書」では、「新聞を読む」時間について、2005年からの5年間で20代の一日あたりの接触平均時間は「5.44分」から「1.44分」、10代は「2.51分」から「0.81分」ともはや1分を切る。一方で、若者の半数以上が「ネット利用が増えた」と回答。なかでも、パソコンとほぼ同等の閲覧機能をもったスマートフォンの登場は総務省も「ユーザーメリットが大」と分析する。

また、世代別の「テレビを見る」時間でも、10代では2005年に1日平均106分だった視聴時間が、2010年には70分と3割以上減少。20代でも、2005年に104分だったのが2010年には76分になっている。

■登録者200万人 若年層に支持される“スマホで読むニュース”

では、今の若者はニュースを何で読んでいるのか――
「インターネットニュース、それもパソコンではなくスマートフォンが多いと思います」と話すのは、NHN Japan株式会社のLINEニュース担当者だ。

NHN Japanでは、「ライブドアニュース」を運営しており、そのなかから厳選した記事を「LINEニュース」としてLINEから配信している。そのLINEニュースは、2月19日にアカウント開設から約1年で登録者が200万人を突破。プッシュ通知による定時購読が可能で、ニュースの概要を3つの“小見出し”でまとめた「ざっくり言うと」といったコーナーを設けるなど、隙間時間にスマートフォンで手軽にニュースを読めるところが支持されている理由のようだ。

「スマートフォンは常に身につけているものであり、電車の中など、“なんとなく”手持ち無沙汰なときにスマートフォンって触りがちですよね。いまの若い世代はニュースも“なんとなく”目に入ってくるものが受け入れられる傾向があると思います。パソコンのニュースサイトだと、『よし、読むぞ』とちょっと気持ちを入れないといけない。でも、メールのような形で“今日こんなニュースがあったよ”というお知らせレベルであれば、興味がなかったらそのままでいいし、興味がわいたらURLをクリックすればいい。そのときにも、『ざっくり読むと』で、詳細の前に“なんとなくニュースを理解させる”ことで、より手軽に情報を得られるスタイルをとっています」

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