西友のネットスーパーにDeNA参画 ゲーム依存から脱却目指す

NEWSポストセブン / 2013年3月15日 7時0分

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食料品も安い西友のネットスーパー(画面はキャプチャーです)

 リアル店舗に行かなくても食品や日用品が当たり前のように自宅へ届く時代。活況を呈する通信販売市場の中でも、「ネットスーパー」が急速に広まっている。

 イトーヨーカ堂やイオンなど大手GMS(総合スーパー)のほか、コンビニエンスストアまで続々とネットスーパーに参入し、その規模はじつに1256億円に及ぶ(富士経済調べ、2012年見込み)。

 各社とも取り扱い商品数や販売エリアの拡大を急ぐ中、意外に見落とされがちなのが注文サイトの利便性や見やすさ。「ネットスーパーは利用してみたいけれど、パソコンでは商品が分かりにくいし、注文方法などの操作に不安がある」(60代後半女性)との声は多い。

 また、最近ではPCだけでなくスマホ経由での注文にも対応しなければならない。総務省の「情報通信白書」(2012年版)によれば、スマホ通販全体の市場規模はなんと1兆31億円。注文画面がPCより小さい分、スマホ専用サイトを立ち上げるなど、より操作性の向上が求められている。

 魅力的なサイト構築で消費者を増やそうとしているのが、2000年よりネットスーパー事業を展開している西友。昨年8月より同社のパートナーになっているのは、あの「モバゲー」で有名なソーシャルゲーム会社のDeNA(ディー・エヌ・エー)だ。

 自社でも通販仮想モール「DeNAショッピング」や競売サイト「モバオク」を持つDeNAが西友と組んだ狙いは何なのか。広報担当者に聞いてみた。

――なぜ、西友とインターネット通販事業で提携したのか。

「西友はエブリデー・ロー・プライスの豊富な品揃えがあり、われわれは『モバゲー』『モバオク』などで培ったユーザーインターフェイス、つまりモバイル分野でのサイト操作性や使い心地のノウハウを持っています。両社の強みを持ち寄って、ネットスーパー事業を発展させましょうということです」

――DeNAのノウハウが入ることで、他のネットスーパーサイトとの違いが出たのか。

「ネットスーパーでは一度の購入品数が多いため、購入商品をカゴに入れるときも画面移動なしで、そのまま買い物を続けることができるようにするなど工夫しています。パソコンでは、今何が入っているかカゴの中身を見ながら買い物をすることが可能です。

 また、一般的なショッピングサイトのユーザーインターフェイスではさまざまなノウハウを駆使しています。目の動きを追究し、クリックするボタンの色ひとつ取っても使い心地は変わってきます。例えば、『次に進む』ボタンは青が多いのですが、別の色のほうが進みやすいとか。ちなみに、当社のショッピングサイトでは『カートに入れる』ボタンはオレンジが多い」

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