『あまちゃん』脚本家の宮藤官九郎 実は朝ドラにピッタリ

NEWSポストセブン / 2013年4月4日 7時0分

 4月1日から始まったNHK連続テレビ小説『あまちゃん』。岩手・北三陸の小さな田舎町を舞台にして、びっくりした時に思わず口から出る「じぇじぇじぇ!」など、テンポのよい方言が飛びかう。

 ヒロインの高校2年生・天野アキを演じるのは能年玲奈(19才/のうねん・れな)。そして、その母親・春子を小泉今日子(47才)、祖母・夏を宮本信子(68才)が演じる。さらに、母娘3人の脇を杉本哲太(47才)、渡辺えり(58才)ら実力派俳優がガッチリ固め、慌ただしい日本の朝にたくさんの笑いを提供している。

 朝ドラの“お家芸”であるヒロインの成長を描く脚本は『池袋ウエストゲートパーク』(2000年・TBS系)、『木更津キャッツアイ』(2002年・TBS系)などで人気の宮藤官九郎(42才)が担当。細かなギャクを随所に盛り込み、ハイスピードで展開する宮藤脚本を採用した理由をチーフ・プロデューサーの訓覇圭氏(45才)が明かす。

「視聴者が見ていて明るく元気になれることが朝ドラの基本です。宮藤さんには朝ドラと正反対のイメージもありますが、実は彼は6才の頃から朝ドラを見ているという“朝ドラ通”。お会いして『明るく、元気』という朝ドラの核を守りつつ、面白いドラマが作れると確信しました。ドラマは“笑わせる”のではなく生きている人間が自然に“笑える”喜劇にしたいですね」

 実際、第1週放送では岩手の伝統料理・まめぶ汁を「甘いのか辛いのかわからない。おかずなのかおやつなのかもわからない」と紹介したり、夏の手で海に突き落とされたアキが「何すんだこのババア!」とつぶやくなど、宮藤脚本らしい“笑える”シーンがふんだんに用意されている。『大切なことはみんな朝ドラが教えてくれた』著者の田幸和歌子さんが言う。

「前作『純と愛』は“朝ドラを壊す”と始まったドラマでしたが、今回は笑いと愛のある朝ドラらしい展開になりそうです。当初はテンポの速さや小ネタの多さが真骨頂のクドカン脚本に、朝ドラ視聴者がついてこられるかという不安の声もありましたが、代表作のドラマ『タイガー&ドラゴン』(2005年・TBS系)の根底に家族愛があったように、彼は家族を描く物語が得意。実は朝ドラにピッタリなんです」

※女性セブン2013年4月18日号

NEWSポストセブン

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