更年期症状 女性は閉経が境だが男性は徐々に始まり長く続く

NEWSポストセブン / 2013年5月24日 7時1分

 男性ホルモンの大部分を占めるテストステロンは、筋肉増大や性衝動、精神面では攻撃性や闘争心を高めるなどの働きをする。その分泌は18~30歳でピークを迎え、個人差はあるが、その後1年に1~2%ずつ減少する。

 加齢やストレスによる男性ホルモンの低下によって起こるのが、加齢男性性腺機能低下(LOH)症候群だ。症状はだるさや疲れ、睡眠障害などの身体症状、性欲低下や勃起不全などの性機能症状、不安感や憂鬱な気分など精神症状の3つに分けられる。女性は50歳前後の閉経を境に更年期障害が起こるのに対し、男性の更年期症状は徐々に始まり長く続く。

 聖路加国際病院メンズヘルス外来の松下一仁医師の話。

「メンズヘルス外来を受診している方は50代が中心ですが、40代前半~80代とかなり幅があります。うつ症状を自覚して心療内科で抗うつ剤を服用しても改善せず、来院する方もかなりいらっしゃいます」

 LOH症候群の症状は多岐にわたるため、初診ではLOH症候群の17の自覚症状を確認する問診票の記入を行なう。この施設では他に性機能と排尿障害のチェックシート記入と、服用している薬、運動を含む生活習慣などの問診、血液検査でテストステロンの数値を調べたり骨密度測定を行なう。また、前立腺がんの有無についても調べる。男性ホルモンの数値は朝が高く、午後から夜にかけて低下する傾向があるため、採血は午前中に行なうのが望ましい。

■取材・構成/岩城レイ子

※週刊ポスト2013年5月31日号

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