ネット選挙解禁で「有名人と仲良い俺」アピール候補が続出か

NEWSポストセブン / 2013年6月9日 16時0分

 ブログなどて選挙活動が展開できる「ネット選挙」が、今度の参議院選挙から解禁になる。ネットユーザー待望の制度だが、実際に始まるとどのようなことになるのか。作家で人材コンサルタントの常見陽平氏が予想する。

 * * *
 参議院選が迫って参りました。今回の話題といえば、なんといってもネット選挙解禁です。プロレスファン的には、アントニオ猪木が立候補というのもありますけどね。

 今回はネット選挙解禁について考えてみましょう。ずばり、これは意識高い系議員跳梁跋扈祭りになるのではないかと、私は予測しております。

 先日、飯田泰之先生と一緒にやっているニコ生番組「饒舌大陸」で、ネット選挙解禁派で知られる自民党の衆議院議員、平将明氏をゲストに迎え、ネット選挙について語り合いました。大変、勉強になりました。

 ネット選挙解禁というのは、自然な流れだなと再確認した次第であります。これまでのルールだと、選挙期間中に「◯◯駅前で演説します。作家の◯◯さんと、スポーツ選手の◯◯さんが応援演説します」なんてことをホームページに載せたりするのはNGだったわけです。さらに言うと、何かデマを流された際にネットを通じて釈明することすらできません。逆にこの何もネットで発言できない状態の方が問題だと言えるでしょう。もっとも、ネット「投票」解禁については、様々な不正対策などの問題から慎重にならざるを得ないですけどね。

 まあ、ネットと選挙という意味では、選挙期間中に有識者や庶民が意見を発信したり、議論したり、情報を収集したりということはすでに行われているわけですけどね。

 今回のネット選挙解禁ですが、最初なので、プロ野球風に言うと「珍プレー好プレー」が沢山あるでしょう。政治を面白がるのは不謹慎ですが、事件や混乱が起こるのは必至です。

 大胆に予言するならば、到来するのは「意識高い系」の政治家による、ザ・セルフブランディングの世界であります。まあ、政治家とはそういうものですが。私が『「意識高い系」という病』(ベスト新書)で紹介したような、残念な痛い人たちがたくさん現れるのではないか、と。次のような政治家が現れることでしょう。

1.毎日、名言、感動話を共有する奴
 政治家は、選挙期間中、Twitterやブログでやたらと名言、感動話を連呼するようになるでしょう。いっぱいRTされる、「いいね」を押されることを目指すことでしょう。中には、そのためにゴーストライターやコンサルタントを雇う人すらいるかも。ネット上ではスティーブ・ジョブズのスタンフォード大学卒業式のスピーチのような感動話が、たまに流行るわけですが。

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