【ドル円週間見通し】18~19日の米FOMCの出口戦略を見極め

NEWSポストセブン / 2013年6月16日 16時0分

【G-8サミット】(17~18日)
 ドイツ政府筋は、「G-8サミットでは、日本の経済政策を他国と比較する見通し。保護主義に反対するシグナルを送ることを望む」と述べている。G-8サミットでは、アベノミクス(財政出動策・金融緩和策・成長戦略)による円安に対する懸念が共有される可能性を警戒する展開となる。

【年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の外貨建て資産への投資】
 年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は、運用資産の基本ポートフォリオ比率を変更し、外貨建て資産への投資はが約6.7兆円の増額となることで、ドル買い・円売り要因となる。

【安倍トレード(日本株買い・円売り)の調整目処】
 日経平均株価の半値押し水準は12085円、ドル・円の半値押し水準は、90円43銭、38.2%押しは93円57銭となっている。

 6月17日~21日に発表される主要経済指標のポイントは次の通り。

○(米)5月消費者物価指数- 18日(火)日本時間午後9時30分発表
・予想は、全体の指数は前年比+1.4%、コア指数は同比+1.7%
 5月ガソリン価格は前月比+1%程度(季調済み)で、CPI全体には4月からの押し上げ要因となるため、全体の指数は前月比ベースでやや上昇か。コアの部分では、先行指標となる生産者物価指数(PPI)が前月比・前年比とも上昇となる見通しであり、コンセンサスは妥当。

○(米)5月住宅着工件数・建設許可件数 -- 18日(火)日本時間午後11時発表
・予想は、住宅着工件数は95万戸、建設許可件数は97.8万戸
 参考指標の住宅建設業者(NAHB)指数は、5月44と4月41から上昇しており、許可件数にはプラス要因となりうる。住宅着工件数は、先行指標となる4月の住宅建設許可件数が101.7万戸で3月の89万戸を大幅に上回っており、プラス要因となる。コンセンサスは妥当か。

○(日)5月貿易収支 -- 19日(水)午前8時50分発表
・予想は、-1兆2028億円
 既公表の5月上中旬の貿易収支は1兆円を超える赤字となっていた。輸出入額はいずれも増加していたが、輸入額の増加によって貿易赤字幅は拡大した。輸入額の増加が予想されることから、貿易赤字額は4月実績を大幅に上回る見込み。

○(米)5月中古住宅販売件数 -- 20日(木)日本時間午後11時発表
・予想は、500万戸
 先行指標となる4月中古住宅販売成約指数は、前月比+0.3%。3月、4月の成約指数はプラス。4月の実績は予想をやや下回ったが、3月、4月の実績を考慮すると、販売件数は4月実績をわずかに上回る可能性がある。

 主な予定は、17日(月):(米)6月NY連銀製造業景気指数、20日(木):(米)5月景気先行指標総合指数

【予想レンジ】
・ドル・円93円00銭~98円00銭

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