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《還暦超え再デビュー》SAMとDJ KOO、新ユニット「B.O.C」結成の背景にあった「持病・大病との闘い」「人生100年時代で伝えたいこと」

NEWSポストセブン / 2024年8月31日 7時0分

 これにはSAMも頷きながら「交感神経を副交感神経に切り替えてね……って、僕はまあいつでもどこでもすぐ眠れちゃうショートスリーパーなんですけど」と笑う。だがSAMにも持病があり、「健康には常に気を遣っている」という。

 ダンスができることは「当り前じゃない」

「僕は40代中盤頃から、なんか息苦しさを感じてたんですよ。トレーニングで身体を鍛えているのに、どうにも続かない。『俺はこんなに弱くなったのか』とショックでした。でも、何かがおかしいと思って5年ほど前にきちんと調べたら、タバコなどの煙が原因で患う『慢性閉塞性肺疾患』になってることがわかった。理由が分かってからは、常に身体を気遣うようになりました。主治医からは“武道館でライブできるなんて奇跡”と言われました(笑)。

 10代の頃からやっていたダンスですが、それをやることも『当り前じゃない』と思うとありがたみも増してきました。最近になって人生というのは、なにかハンデがあった方が何もないよりありがたいのかな、とも感じています」(SAM)

還暦を迎えて挑む新ユニット「B.O.C」のデビュー曲『NARIYAMA NIGHT』。そのタイトルはアーティストとして、1人の人間として「生涯現役」を志す2人の想いを体現するものでもある。

「これが僕らの生き様、やっぱり音は鳴り止まない。気持ちもスキルも鳴り止まないんですね」(DJ KOO)

 昔のように朝までクラブで踊ってオールする――そんな姿は見られないかもしれないが、「健康を大事にして、何歳になっても音楽と踊りを届けたい」と真剣な表情で話す姿は、以前にも増してかっこいい姿に見える。「B.O.C」はこれからどんな音楽やメッセージを届けてくれるのか。新しい大人世代に向けたエンターテインメントを発信してくれるのか。新ユニットの活動から目が離せない。

(了。前編から読む)

【プロフィール】

DJ KOO(ディージェイ・コー)/1961年、東京都出身。DJ、大阪芸術大学客員教授、日本盆踊り協会特別芸術顧問。TRFリーダー。ソロとしては “触れ合う人々をエネルギッシュに!元気に!笑顔に!”をモットーに、ダンスクラシック、EDMから、J-POP、アニソン、ゲーム音楽まで幅広い音楽をDJスタイルでプレイ。日本の文化である“お祭り”“盆踊り”とのコラボレーションはエンターテイメント型ジャパンカルチャーの発信として、国内外において精力的に活動を行っている。

SAM(サム)/1962年、埼玉県出身。ダンスクリエイター、ダンサー。南カリフォルニア⼤学デイビススクールジェロントロジー学科修士号取得、青山学院大学ジェロントロジー研究所客員研究員。15歳でダンスに目覚め、ニューヨークへダンス留学。スタジオでクラシックバレエ、ジャズダンスの基礎を学ぶ。一方でストリートダンス、ハウスダンスなどを習得。多彩なジャンルのダンスをバックボーンに持つ。TRFのライブ演出を手掛けたことから、さまざまなアーティストの振り付け、コンサートプロデュースを行うように。ダンスイベントのオーガナイザー、新人アーティストのプロデュースなど、幅広く活躍している。(社)ダレデモダンス代表理事。

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