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《「日清サラダ油」発売から100年》使い切るまで“作りたてのおいしさ”を実現した新商品『日清ヘルシークリア』

NEWSポストセブン / 2024年9月24日 7時15分

商品の誕生から100年『日清ヘルシークリア』

 1924年に「日清サラダ油」を発売した、食用油製造業界最大手「日清オイリオグループ」。サラダ油の語源にもなった商品の誕生から100年という節目の今年、家庭用食用油の“天敵”である酸化を製造後から開封前、開封後まで徹底的に防いだ『日清ヘルシークリア』を発売した。

「油と酸素が反応して酸化すると品質が低下し、変色や加熱時の不快なにおい、胸やけなどを誘発します。そこで本商品は、油の中とボトル内の酸素を極限まで閉め出す技術により、使い切るまで“作りたてのおいしさ”をキープ。20℃の常温で保管した場合、120日後も風味が変わらないという研究結果も出ています」(同社ホームユース・ウェルネス食品開発センターの吉村和馬さん・以下同)

 それを可能にしたのは、3つの技術で構成される「日清ウルトラ酸化バリア製法」だ。それぞれを解説する。

 まず、製造後の油の酸化を抑制する「Neoナチュメイド製法」。

「油を低温かつ高真空の状態で精製し、製造時の酸化油脂の生成を抑えます。これにより、においの原因となる物質(酸化油脂)が従来品の半量まで減少しました。また、低温での精製は含有するビタミンEが壊れにくく、本商品は14g中にビタミンEを1.9〜5.0mgと豊富に含んでいます」

 次は、開封後の油の酸化を抑える「日清ウルトラファインバブル製法」。これは超微細な窒素の泡を粘度の高い油の中に吹き込むことで、油中の酸素を追い出せる。

 そして3つ目が、容器内の酸素を追い出す「酸化ブロック製法」だ。

「前述の『日清ウルトラファインバブル製法』で油中の溶存酸素を減少させても、酸素に触れると溶存酸素量は再び上昇します。そのため、製造工程中や保存中に酸素に接触させないことが重要となります。

 そこで、ボトルに油を充填する際、容器のキャップと液面のわずかな空間に窒素を充満させました」

 それによって一般的なキャノーラ油に比べ、開封前の状態で製造から32か月後でも酸化指標を4分の1程度まで抑制できたというデータもある。

 本商品は日清オイリオグループが3年の歳月をかけて生み出した。

「『日清ヘルシークリア』で調理した揚げ物は油っこくなく、すっきりしています」と吉村さんは胸を張る。環境にも体にもやさしい本商品は、発売からわずか3か月時点で約150万本を出荷している。

【商品DATA】
『日清ヘルシークリア』/日清オイリオグループ800g/572円
キャノーラ油(食用なたね油)100%。賞味期限は、製造から未開封で25か月。ボトル背面に指がフィットするくぼみがあり、持ちやすい。環境にやさしく、プラスチック使用量は同社900gペット容器と比較して約39%削減。また、キャップフィルム・ラベル・ボトルの一部に再生ペット樹脂を使用。

取材・文/藤岡加奈子

※女性セブン2024年9月26日・10月3日号

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