キャサリン妃第1子実家育児に許可 背景にダイアナ妃の悲劇

NEWSポストセブン / 2013年7月18日 7時0分

 英国・ロンドン市内のセント・メアリー病院には、キャサリン妃(31才)の第1子出産を今か今かと待つ世界中の報道陣が詰めかけた。当初7月13日が出産予定日とされ、今もまだ“誕生”の吉報は届いていないが、英国はロイヤルベビー誕生前から祝福ムードにあふれている。

 2011年4月にロンドンのウエストミンスター寺院で挙式したウイリアム王子とキャサリン妃。第1子妊娠が発表されたのは、2012年12月のことだった。妊娠初期のキャサリン妃は、つわりが重くて入院したこともある。そんな妃のプレッシャーを少しでも軽くしようと考えたのか、英国政府は大きな決断を下す。英王室に詳しいジャーナリストの多賀幹子さんが語る。

「300年ほど続いた、従来の男子優先の王位継承法を、性別に関係なく長子優先に改正したんです。エリザベス女王もこの改正には賛成したといわれています」

 もちろん、その手続きは決して簡単なものではない。議会での可決、カナダ、ジャマイカなど英連邦16か国の承認を必要とするが、それを経た末の改正だった。キャサリン妃にとって、少なからずプレッシャーは軽減されたに違いない。そして、ここにきて注目されているのが、出産後の育児についてだ。

「出産後、現在お住まいのケンジントン宮殿に戻ると思われていたんですが、ここにきて、キャサリン妃は赤ちゃんと一緒にロンドン郊外のバックルベリー村の実家に戻るようなんです」(前出・多賀さん)

 なんと、英王室史上初めて宮殿以外での子育てが実現しようとしているのだ。

「キャサリン妃は出産後6週間、実家で母親との子育てを希望したんです。“3人の子供を育てた母のアドバイスを受けたい。母のところがいちばん安心できる”と考えているみたいですね。しかも、ウイリアム王子も現在、勤務している英国空軍に2週間の育児休暇を申請していて、一緒に過ごされるそうです」(前出・多賀さん)

 しかし、この異例の子育てには、一部からは「将来の国王(女王)が庶民の家で育っていいのか」といった反対の声もあがっている。それでもこの「実家育児」は、すでに許可が出されたという。その背景には、ダイアナ元妃が深く関係していた。

 1982年6月21日、ダイアナ元妃はウイリアム王子を出産した。だが、ダイアナ元妃は出産後、ある病気を抱えた。

「実はダイアナ元妃は産後、過食症になり、うつ病も患ってしまったんです。これは出産から13年が経った1995年11月、ドキュメンタリー番組でダイアナ元妃が自ら告白したんです。しかも“誰も自分の言葉に耳を傾けてくれないとき、心に耐えきれない痛みを感じているとき、助けが欲しくて体を傷つけてしまった”と自傷行為を行ってしまったこともあったと明かしたんです。

 ダイアナ元妃は宮殿に閉じ込められた状態だったうえに、実母は遠くスコットランドで暮らしていたため、気軽に会いに行くことも許されなかった。さらにチャールズ皇太子も家を空けることが多かったため、彼女は病気になってしまったんです。

 そんな母の苦しみや悲しみを、王子は今でも覚えているんです。だからこそそれを恐れて、自分の妻には母のような苦しみは味わってほしくないと考え、夫婦で充分話し合ったのでしょう。

 それが今回のキャサリン妃の“実家育児”許可につながったんだと思いますよ。もちろんウイリアム王子のプッシュもあったと思いますが、ダイアナ元妃のこともありますし、エリザベス女王も承諾せざるを得なかったのでしょう」(前出・多賀さん)

※女性セブン2013年8月1日号

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