郵便局で入れるがん保険 加入者のがん死亡率が1.5倍の理由

NEWSポストセブン / 2013年7月31日 7時0分

 しかし、日本郵政とアフラックのスケールメリットを利用したがん保険の販売攻勢が行われれば、加入者の選択肢を狭めることにもなる。保険評論家の大地一成氏がいう。

「あまり知られていないのですが、かんぽ生命の個人保険・新契約件数は毎年200万件あまりで国内トップ。それだけ信用度や販売力が高いのです。そこに便乗してアフラックの代理店がかんぽ生命の終身保険なども一緒に売り出せば、他の生保商品はどんどん魅力を失っていくかもしれません」

 もはや外資系も含めた生保業界のさらなる再編は避けられないと予想する大地氏。そうなれば、看板だけがころころ変わる保険商品を、消費者はどう信用して加入すればいいのか。

「目先10年間だけの保険料を比較して安いからといって飛びつくのは間違い。20年後、30年後に加入している保険契約の内容がどうなっているのかをしっかり確認するのが基本。そして、いろんな人生のパターンを複合的に考え、将来的に少しでも保障額の多い商品の費用対効果をシミュレートしたいところです」(大地氏)

 いくらTPP絡みの“国策的提携”とはいえ、日本郵政を核とした保険業界の競争激化は、消費者にとってみれば魅力的な商品に出会うチャンスだと言えなくもない。

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