ギネス級の先進的プラネタリウムが増加 「宙ガール」も集結

NEWSポストセブン / 2013年9月1日 7時0分

 プラネタリウムが人気だ。2011年には、「世界最大のプラネタリウム」としてギネス世界登録に認定された名古屋市科学館の「Brother Earth」がリニューアルオープン、昨年は、観光名所となったスカイツリータウンにコニカミノルタのプラネタリウム「天空」がオープンするなど、改装・新規オープンが相次いでいる。90年代初頭以降、減少傾向にあったプラネタリウムの数は2010年から増加傾向に転じた。映像技術の進化と昨今の天文ブームによって、“星空”鑑賞へと誘われる人が増えているようだ。

 560万個の恒星を再現し、“スーパープラネタリウム”と呼ばれる「MEGASTAR-II cosmos」。東京・江東区の日本科学未来館「ドームシアターガイア」はこのプラネタリウムで、天の川にきらめく星々の色の濃淡や、細かい暗黒星雲のディテールまでを再現する。内径35mという世界最大のドームを持つのが、ギネス認定された名古屋市科学館の「Brother Earth」だ。最新型の光学式とデジタル式の投影機を組み合わせることで星を自然に近い形で瞬かせ、宇宙旅行を疑似体験させる。東京・多摩六都科学館のプラネタリウム「CHIRON II」は、「世界でもっとも先進的なプラネタリウム」として、こちらもギネス認定されて話題を呼んだ。

 いまプラネタリウムでは、急速な技術革新によって、肉眼では見ることのできない本物に近い星空が眼前に広がるようになった。この夏休み、人気のプラネタリウムには、鑑賞券を求める家族連れの行列が絶えなかったという。

 注目を集めるプラネタリウム界からは、文字通り、スターも誕生している。先に挙げた「MEGASTAR」シリーズの開発者・大平貴之さんは、世界的な注目を集めるプラネタリウム・クリエイターだ。“違いを楽しむ人”としてネスカフェのCMにも登場するなど活動の場は幅広い。このプラネタリウム人気を牽引する一人だと言えるだろう。

 プラネタリウム人気を支えるのは技術者ばかりではない。昭和5年生まれ、現在82歳の現役プラネタリウム解説員、河原郁夫さんはいまも月1回、川崎市多摩区の「かわさき宙と緑の科学館」で解説を行う。オート解説が増えつつあったプラネタリウムの解説だが、温もりと即興性のある生解説が見直されているようだ。最新技術の提供を含めた多彩なエンターテインメント性が、プラネタリウムへと人を呼び込んでいる。

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