男性ホルモン値を上げる牛ロース、鶏胸肉、卵、アジ、サケ

NEWSポストセブン / 2013年9月7日 7時0分

 勃起力の低下や男性更年期の症状に悩む中高年が増えているなか、注目されているのが男性ホルモン(テストステロン)が果たす役割だ。男性ホルモンにまつわる最新情報を、『ホルモン力が人生を変える』(小学館101新書)著者で順天堂大学医学部附属順天堂医院泌尿器科の堀江重郎医師に訊いた。

 60歳で会社を定年退職して1年。会社員時代は何をやるにも積極的だったのに、いざ定年になるとすっかりやる気がなくなり、疲労が取れず、夜中にトイレに立つ回数が増えて、全然寝付けない。病院で検査しても、特に悪いところが見つからない──こんな症状の人は、男性ホルモン低下によるLOH症候群(男性更年期障害)かもしれない。

 堀江重郎順天堂大学医学部教授が語る。

「男性ホルモン減少で起こるLOHの症状は、大きく肉体面と精神面に分けられます。肉体面では、筋力低下、筋肉痛、疲労感、ほてり、発汗、頭痛、めまい、耳鳴り、ED(勃起不全)、朝勃ちの消失、頻尿など。精神面では不安、いらいら、抑うつ、不眠、集中力・記憶力の低下、性欲の減退などが挙げられます」

 男性ホルモン値を上げる方法のひとつに、食べ物によって効果を得る方法もある。

「男性ホルモンを増やすには、体内でつくることができない9つのアミノ酸のバランスを示す『アミノ酸スコア』が満点の100またはそれに近い食品をとることが近道です。牛ロース(脂身なし)、鶏むね肉、鶏肝臓、鶏卵、牛乳、アジ(生)、サケ(生)などが満点です。他にも、木綿豆腐、アサリ、オートミール、ナッツ類、人参、山芋なども高スコアの食品です」

 体内で活性化された酵素による酸化ストレスを取り除く「抗酸化食品」もおすすめだ。

「酸化ストレスは細胞や血管にダメージを与え、動脈硬化を促進します。男性ホルモンが低下すると酸化ストレスが増大するので、抗酸化食品をしっかり摂取することで、男性ホルモンの分泌につながります」

 抗酸化物質は野菜の皮に多く含まれる。トマトの皮にはリコピンが多く含まれ、スイカの実と皮の間にある白い部分には天然の勃起力回復作用があるシトルリンが含まれている。

「アボカドの実だけでなく皮やタネまでもすべて砕くハイパワーミキサーなどでジュースにして飲むのもおすすめです」

 最近ではタマネギも抗酸化食品として注目されており、サプリメントの開発も進んでいるという。

※週刊ポスト2013年9月13日号

NEWSポストセブン

トピックスRSS

ランキング