おひとり様OLで賑わう大戸屋 女性の自炊離れで定食屋需要増

NEWSポストセブン / 2013年9月3日 7時0分

「『まいどおおきに食堂』は、出来たての総菜をカウンターにずらりと並べる関西風の食堂文化を全国に広めて成功しています。また、『やよい軒』は弁当チェーンの『ほっともっと』で培ったメニューの多さと、ご飯のおかわり自由というサービスも若者に受けています」(前出・中村氏)

 今後もさらなる競争激化が予想される定食屋チェーン。だが、意外にも生き残りのカギを握るのは、女性客のさらなる取り込みと同時に、「脱・定食業態」への転換だという。

「例えば、イタリアンのサイゼリアが昼過ぎの時間帯に喫茶店代わりに利用する女性客で賑わったり、夜になれば安いワイン目当てに居酒屋として利用するサラリーマンが増えたりと、いまや外食業界は業態のボーダーレス化が当たり前。

 定食屋チェーンも単にご飯やおかずを提供するだけでなく、デザートや酒類のメニューを増やして、いかに客単価を上げていくかが勝負となるでしょう。コンビニだってイートインスペースを増やせば立派な外食。いつ大戸屋のライバルになってもおかしくありません」(中村氏)

 確かにコンビニ各社は、個食用の和惣菜メニューやPB商品を増やして味にうるさい女性や高齢者らの舌をうならせている。「お袋の味」をめぐる戦いは、すでに業態の垣根を超えて次のステージに入っているのかもしれない。

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