ハロウィン拡大 日本で仮装実施率が最も高いのは30代の女性

NEWSポストセブン / 2013年10月31日 7時0分

 アメリカの風俗として映画やドラマの中で見かけるだけだったハロウィンも、日本の秋を彩るイベントとしてすっかり定着した。今では路上で仮装姿の人を見ても、誰もがハロウィンだからと納得するようになった。パーティコスチュームを販売する株式会社クリアストーンの谷口恵理子さんによると、「ハロウィン関連のコスチュームは、ここ数年、前年比1.2倍のペースで売上規模が大きくなっています」という。

「仮装パレードに大人が参加することが珍しくなくなり、家族で参加される方もいらっしゃいます。ファミリー向けに用意したおそろいの衣装などが好評です。同じものを何着か用意して友人グループみんなで楽しみたいという内容の問い合わせもあります。仮装するクラブイベントも増えていますし、ディズニーランドでは、キャラクターに限るようですがハロウィンの仮装イベントがあります。その影響も大きいですね」(前出・谷口さん)

 20年以上前に原宿で初めてハロウィンの仮装イベントが開催されたときは、外国人を中心とした参加者以外は茫然と見つめるだけだった。それから約10年後、ディズニーランドが初めてハロウィンイベントを行った1997年は、参加者によると事前応募者だけが仮装するこぢんまりとしたものだったという。

 奇しくも1997年は世界的ベストセラー、ハリーポッターシリーズの第1巻が出版された年。日本版は1999年から発行され、2001年に公開された映画も大ヒットした。暗くて分かりづらかった魔法使いの世界が日本人にとっても親しみやすくなり、子どもがすすんでハロウィンでは魔法使いに扮した。ディズニーランドでのハロウィンイベントも大規模になり、仮装の内容に制限はあるが、今では来園者すべてが楽しめる。

 日本でのハロウィンはクリスマスのように、家族で楽しむイベントと若者が楽しむお祭りの二つの形で広まった。ハロウィン用コスチュームの売れ筋にも、子ども向けと20~30代の若者向け、大きく二通りの傾向がある。

「子ども向けでは動物や妖精、プリンセスなど可愛らしいもの、大人向けでは悪魔や警察官、海賊などセクシーなものが人気を集めています。子どもは明るいパステルや鮮やかな色、大人は黒などシックなものが定番でしたが、最近は大人向けでも、ビビッドな色でモンスターに仮装できるコスチュームがよく売れています」(前出・谷口さん)

 映画やテレビ番組などの影響はとても大きく、前出の色鮮やかなモンスターは映画『モンスターズ・ユニバーシティ』のマイクとサリーを意識しているのは間違いないだろう。今年のハロウィン仮装パレードでは、作品を知らなければ理科室の人体標本にしか見えない不気味な全身タイツ姿でマンガ『進撃の巨人』の巨人に扮したグループが目立った。

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