プロレス人気復調 「AKBとももクロを参考にした」とDDT社長

NEWSポストセブン / 2013年12月31日 7時0分

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アイドルとプロレスがコラボした両国国技館大会

 かつては大晦日にいくつも興行が行われるほど隆盛を誇った格闘技だが、2013年は入れ替わるようにプロレスやプロレスラーの姿や言葉を目にする機会が増えた。日本最大手の新日本プロレスとともにブームを牽引するプロレス界の“ももいろクローバーZ”、DDTプロレスリングの高木三四郎社長に、プロレスが注目を浴びるための工夫や、プロレス団体のカスタマーサービスについて聞いた。

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――プロレスが再びブームを迎えつつあると言われています。

高木三四郎(以下、高木):かつては世間一般にプロレス会場へ行ったことがある人は多かったし、いつでも観に行ける雰囲気がありました。ところが、2000年代になるとだんだんプロレスやプロレスラーまでが遠い存在になってしまった。でも、最近は大会場での大会も増えてきて、あらかじめ知っている人以外にもプロレスが目に入るようになってきた。2013年は8月だけ見ても、両国国技館で新日本プロレスさんが2日間、DDTが2日間と4日間も大会を行いました。プロレスが盛り上がってきた感じがありますね。

――DDTの両国国技館興行といえば、多種多様なゲストが数多く登場し話題になりました。

高木:違うジャンルのファン層にアプローチできるよう、3年ぐらい前から意識して工夫しています。僕らの情報はプロレス専門誌や情報サイトに載りますが、そのままでは、もともとプロレスに興味がある人にしか届かない。ですが、異なるジャンルのニュースになれば、たとえば音楽専門サイトで「プロレス」「DDT」といったキーワードが露出して知らなかった人にもプロレスに興味を持ってもらえるきっかけになる。

 2013年8月の両国国技館では俳優の坂口憲二さんに渡辺哲さん、大槻ケンヂさんが歌い、ウルトラセブンも登場しました。アイドルではLinQ、しず風&絆~KIZUNA~、アップアップガールズ(仮)に新田恵利さん。普通なら世代が大きく違うアイドルが共演することはありませんが、プロレスでは長州力さんのような大ベテランと若手が同じリングの上に立ちます。アイドルでプロレスの縮図を再現し、プロレスの魅力を感じて欲しかったんです。

――異ジャンルとのコラボで、多くの人を集めるコツのようなものはあるのでしょうか?

高木:動員力がもっとも高いのはアイドルですね。両国大会の初日の入場者は8500人でした。客席に光るサイリウムの数からの推測で、そのうち1000人ぐらいはアイドルのファン。1000人規模のワンマンライブができるようになった、これから大きくなるアイドルのファンは熱狂的です。まだ成熟しきっていない彼女たちを自分たちの手でメジャーにしたい熱い思いが、プロレス会場にも足を運ばせているんだと思います。

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