海外ボッタクリ事情 イスタンブールでマフィア登場の珍騒動

NEWSポストセブン / 2013年12月31日 7時0分

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イスタンブールの裏路地(ATMを探しに連れ回された因縁の路地)

ぼったくりの被害が後をたつことはない。つい先日も筆者の友人が歌舞伎町でぼったくりの被害に遭ったばかりだ。なぜ人類はぼったくりの被害に遭い続けるのであろうか…。かくいう私もぼったくりに遭った一人である。しかも国外で、だ。これから国外に行かれる方もそうでない方も、私の不幸話を蜜の味だと思ってご賞味いただければ幸いだ。

いま、海外でもっともぼったくり被害に遭いやすい都市として、多くの人が挙げるのが『上海』『イスタンブール』である。クレジットカード会社の保険担当の方も、この2都市は近年急増しているので警戒してほしいと言っていたほどだ。

ちなみに、私は後者で見事に被害に遭った。海外へは一人でよく出かけていたこともあり、“旅慣れている”と自負していたが、まさか自分がそんなみっともない被害に遭うなんて…今では、うぬぼれであったと自戒している。

その日は、私がイスタンブールのアタチュルク国際空港からススルタンアフメット(旧市街地)に向かっているトルコ初日に訪れた。トラム(路面電車)を乗り継ぎ、旧市街地に到着したのは、夜のとばりが落ちようとしている19時すぎ。石畳の街並み、坂町が織り成す景観に酔いしれ、「今日は飲みに行っちゃうかも♪」なんて浮かれていたことを思い出す。

まさかこの数時間後、人生初のぼったくりを経験することになろうとは夢にも思わずに…。

【恋人にフラれたという男から声をかけられる】

イスタンブールへは1泊の滞在予定であったため、宿は飛び込みで探すつもりだった。出国前にいくつかあたりを付けていたのだが、週末ということもあり、すべて満室だった。しかし、かつてインドのバンガロールで、15軒連続満室(有名大学の入試テスト日に重なったため、安宿~中級ホテルが軒並みインド人家族で埋め尽くされていた)という体験をしていたこともあり、さほど気にせず宿探しを続けていた。

と、そこへロキと名乗る男が、「宿探しなら俺が手伝ってやる」と声を掛けてきた。もちろんガン無視だ。こういう輩は決まって胡散臭い。だが、悲しいことにいっこうに宿は見つからない。しつこく声を掛けてくることもあり、ものは試しとロキと名乗る男に、宿情報を聞いてみると、これまでの苦労が嘘のように掘り出しの宿をなんなく見つけることができた。

軽く身の上話をすると、イタリアから旅行で来ていて、明日彼女と合流するはずだった、という。「だった?」と私が尋ねると、ロキは「些細な口論から、電話口で大喧嘩に発展してしまった…多分、別れることになるだろう」と力なく漏らした。

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