【ドル円週間見通し】Wトップ達成で調整局面入りの可能性も

NEWSポストセブン / 2014年1月19日 16時0分

 投資情報会社・フィスコ(担当・小瀬正毅氏)が、1月20日~1月24日のドル・円相場の見通しを解説する。

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 今週のドル・円は、中国の景況感と日本銀行金融政策決定会合での金融政策を見極める展開が予想される。
 
【中国の10-12月期の国内総生産(GDP)】(20日)
 中国の10-12月期の国内総生産(GDP)は、前期比+2.0%、前年比+7.6%と予想されており、7-9月期の前期比+2.2%、前年比+7.8%からの減速が見込まれている。中国の景気低迷は、リスク回避の円買い材料となる。中国の地方政府がシャドーバンキング(影の銀行)に依存していることでデフォルト(債務不履行)懸念が高まっており、不動産バブルが崩壊する懸念が高まっていることも懸念材料となる。
 
【日本銀行金融政策決定会合】(21-22日)
 日本銀行金融政策決定会合では4月からの消費増税(5.0%→8.0%)に向けて、異次元の量的・質的金融緩和第2弾の検討が期待されている。黒田東彦日銀総裁の会見では、異次元の量的・質的金融緩和第2弾のロードマップを見極めることになる。

【ダボス会議】(22-25日)
 ルー米財務長官は、「日本の長期成長、有利な為替相場への過剰な依存によっては可能でない」「日本が国内の目的達成のため政策を実行しているかを注視 」「日本の経済成長は各国にも利益」と円安を牽制する発言をした。22日から開かれる世界経済フォーラム(ダボス会議)では、日本の金融緩和政策を受けた円安に対する言及に警戒することになる。

【テクニカル分析】
 ドル・円は、103円74銭と93円75銭を底辺(9.99円)とする「三角保ち合い」を上放れていることで、目標値108円84銭処が点灯している。しかしながら、ダブルトップ(105円45銭・105円42銭)、124円14銭から75円32銭までの下落幅のフィボナッチ・リトレースメント61.8%戻し(105円49銭)達成を受けて、調整局面入りの可能性に要警戒か。

 1月20日-24日に発表予定の主要経済指標のポイントは次の通り。

○(中国)10-12月期国内総生産- 20日(月)午前11時発表
・予想は、前年比+7.6%
 参考となる7-9月期の実績は前年同期比+7.8%だった。鉄道投資や減税などの景気支援策が反映される結果となった。10-12月期の経済成長率は7-9月期との比較で多少鈍化する見込み。ただし、中国経済の絶対規模は順調に拡大しており、2014年も7%台の経済成長率を維持できれば、人民元相場の先高観を後退させる要因にはならないとみられる。

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