食中毒原因のノロウイルス 飛散防止のうがい法を専門家解説

NEWSポストセブン / 2014年1月25日 7時1分

 静岡県浜松市の小学校で給食の食パンが原因となったノロウイルス集団感染が発生してから6日目となった20日も、市内の小学校15校と幼稚園2園で学校閉鎖の措置が取られている。浜松市によると、これまでに症状を訴えた児童は1133人にものぼり、約7割が快復に向かっているという(19日現在)。

 しかし、ノロウイルスの猛威は加速している。その20日、東京・昭島のホテル、山形・上山の温泉旅館、青森・八戸の飲食店…など、各地で計100人以上のノロウイルス感染者の報告があがった。なぜこんなにも感染が広がっているのか? 徳島大学名誉教授で日本防菌防黴(ぼうばい)学会顧問の高麗(こうらい)寛紀氏はこう指摘する。

「ノロウイルスはアルコールや高温に対する抵抗性が強い。水中でも長生きできて手洗いしてもなかなか落ちないし、乾燥にも強いので、ドアノブについても長い間生き続けられるやっかいなウイルスです」

 実際、ウイルスの感染源となった浜松のパン工場では、従業員がトイレに行く際、上着を脱いで、専用のスリッパに履き替え、トイレの入口扉は自動ドア。便器の蓋も自動開閉で、蓋に触れることなく用を足すことができる。手洗いや乾燥も自動で、最後に自動でアルコール消毒を行う。さらにこの消毒作業を行わないとドアは開かず、トイレから出ることができない。そこまで衛生管理が徹底されていたにもかかわらず、ウイルスは飛散した。

 今私たちがすべきことは何か? 前出、高麗氏が語る。

「手洗いを徹底してください。ノロウイルスは30分間、70%のアルコール液につけると失活しますが、普通の手洗いでそこまではできないのでこまめに、しっかりとした手洗いが必須です。それからうがい。ウイルスが体内ではなく、口腔内にいる段階でしたら、うがいで流し落とすことができます。1回目はうがい液を口に含んで、口を下に向けてグチュグチュして一度捨てる。2回目は喉をガラガラしてうがいしましょう」

※女性セブン2014年2月6日号

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