国際婚に多かった「婚前契約書」 最近は日本人同士に広がる

NEWSポストセブン / 2014年1月28日 11時0分

 結婚予定のカップルが結婚後の生活のあり方について約束を交わし、それを契約書の形にした「婚前契約書」(「結婚契約書」と呼ぶ場合もある)。この種の契約書は、ハリウッドセレブが離婚後の財産分与に備えて取り交わすことが多く、日本の社会には馴染まないとされてきた。だが最近、朝のワイドショー『とくダネ!』(フジテレビ系)で特集が組まれ、ネット上でもその是非について議論が沸騰するなど、日本にも本格上陸しつつある。

 再婚が決まり、今年の正月のテレビ番組で「婚前契約書」を公開した女優・遠野なぎこもその一人だ。遠野に依頼されてその契約書を作成したアムール法律事務所の大渕愛子弁護士が話す(ちなみに大渕弁護士は、『絶対に幸せな結婚をするための婚前契約書』という本の監修者でもある)。

「婚前契約書については1、2年前から相談が増え始め、今では月に5件ほどあります。以前は国際結婚をする人など特殊なケースがほとんどでしたが、最近は日本人同士による一般の結婚にまで広がっています。

 相談者は女性、それも初婚より再婚の人が多いです。一度失敗しただけに今度はルールを定めておきたいと考えるうえ、相手に対する要望も明確になっているからです」

 前出の遠野なぎこの場合は、嫉妬深いと自認する彼女の意向を反映し、次のような条文が並んでいる。

〈一日のうち起床から就寝までの間、どのような事情があれトイレに行く度にメールまたは電話をする〉〈妻の事前の了承を得ずに異性と二人きりで会わない〉〈仕事上の必要がある場合を除き、異性とメールアドレス又は電話番号の交換を行わない〉……。破ったら、即離婚だそうだ。

「1回浮気が発覚するたびに、配偶者に10万円支払うといった条文を設けるケースもあります」(大渕弁護士)

※週刊ポスト2014年2月7日号

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