自粛騒動 企業は一部過激な意見がネットで拡散する点不安視

NEWSポストセブン / 2014年2月4日 16時0分

 ドラマ『明日、ママがいない』(日本テレビ系、水曜22時)スポンサーはCM見合わせ、全日空は「金髪鼻高CM」差し替えなど自粛騒動が広がっている。

 今年1月、ファミリーマートがフォアグラを使った弁当を発売直前に販売中止にしたのは、こうした風潮を象徴する出来事だった。

 同社広報は、「フォアグラは製造プロセスへの価値観が分かれる食材であり、当社の商品で不快感を与えるのは本意ではない」と説明する。ガチョウやカモに無理矢理食料を詰め込み「脂肪肝」の状態にするフォアグラの製造法が、動物愛護協会の抗議をたびたび受けてきた歴史的経緯も考慮したという。

 だが、販売中止を求める意見は22件だった。国内に展開する1万以上の店舗数と比べると、なんとも少なく感じる。

 ホリエモンこと堀江貴文氏は、この騒動に「馬鹿な奴らばっかりだし、そんなんに屈する方も馬鹿だな」とツイッターで言及した。

 もっとも、自粛する側にも事情はある。ある企業の広報担当者は、「自粛はやりすぎという声は社内でも多い」と明かす。

「少数のクレーマーの過激な意見がネットなどで一人歩きして、『よく言った!』『実は私もそう思っていた』と拡散していくのが怖いんですよ。発言者は数人なのに、放置しておくと大きなうねりとなることも。結果、企業イメージを損ねることに繋ってしまう」

※週刊ポスト2014年2月14日号

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