FA人的補償 移籍後もっとも在籍年数が長い選手は中日・小田

NEWSポストセブン / 2014年2月12日 16時0分

 今年はプロ野球のフリーエージェント(FA)制度の人的補償で5人の選手が移籍。一岡竜司(巨人→広島)、脇谷亮太(巨人→西武)、中郷大樹(ロッテ→西武)、藤岡好明(ソフトバンク→日本ハム)、鶴岡一成(DeNA→阪神)らが、すでに新天地でスタートを切っている。

 今年を除けば、過去15選手がFAの人的補償による移籍を果たしている。FA選手と人的補償選手を、単純に移籍先での在籍期間で比べてみよう(年はオフ、現役選手の在籍年数は今年も含む)。

■1995年オフ
【FA】河野博文(巨人)4年【人的補償】川辺忠義(日本ハム)2年
■2001年オフ
【FA】前田幸長(巨人)6年【人的補償】平松一宏(中日)4年
【FA】加藤伸一(近鉄)3年【人的補償】ユウキ(オリックス)7年
■2005年オフ
【FA】野口茂樹(巨人)3年【人的補償】小田幸平(中日)9年
【FA】豊田清(巨人)5年【人的補償】江藤智(西武)4年
■2006年オフ
【FA】小久保裕紀(巨人)6年【人的補償】吉武真太郎(ソフトバンク)2年
【FA】門倉健(巨人)2年【人的補償】工藤公康(横浜)3年
■2007年オフ
【FA】新井貴浩(阪神)7年【人的補償】赤松真人(広島)7年
【FA】和田一浩(中日)7年【人的補償】岡本真也(西武)2年
【FA】石井一久(西武)6年【人的補償】福地寿樹(ヤクルト)5年
■2010年オフ
【FA】小林宏之(阪神)2年【人的補償】高浜卓也(ロッテ)4年
■2011年オフ
【FA】村田修一(巨人)3年 【人的補償】藤井秀悟(DeNA)3年
【FA】サブロー(ロッテ)3年【人的補償】高口隆行(巨人)2年
■2012年オフ
【FA】平野恵一(オリックス)2年【人的補償】高宮和也(阪神)2年
【FA】寺原隼人(ソフトバンク)2年【人的補償】馬原孝浩(オリックス)2年 

 過去15例のうち、FA選手を上回る在籍期間となった人的補償選手は4人いる。ユウキ、小田、工藤、高浜だ。同年数も4人。15例のうち、半数に満たない7人しか人的補償選手を上回っていないのである。本来、FA選手は大活躍が期待されていたはずなのに、なぜこうなるのか――スポーツライターはこう分析する。

「FA選手は30歳を過ぎての移籍が大半で、ピークを迎えている選手かピークを過ぎた選手になってしまう。そのため、門倉や小林宏のように思うように活躍できず、短期間で終わってしまう選手も少なくない。いっぽうで人的補償の選手たちも、ベテランや中堅が指名されがちなので、在籍期間を比べると、さして変わらない結果になる。

 このなかで注目すべきは、2005年に中日に人的補償で入団した小田でしょう。2番手捕手というポジションは目立たないが、かなり重要で、谷繁に休養日を設けられたのも小田がいたからこそ。『正捕手あるところに覇権あり』と言われますが、近年の巨人には実松がいるように、『2番手捕手安定するところに覇権あり』ともいえる」

 巨人に在籍した8年を上回り、今年で中日9年目を迎える小田。FA人的補償選手のなかで、もっとも長期間にわたり、移籍球団に在籍する選手である。

NEWSポストセブン

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング