「助けて!送金して!」海外からのSOS装おう振り込め詐欺も

NEWSポストセブン / 2014年3月8日 7時0分

年々進化する振り込め詐欺の手口。その手練手管は、いよいよ世界規模(!?)の様相を呈してきている。

「ある日、知人から英語でメールが届いたんです。チェックしてみると、『トルコでスリに遭って財布を盗まれてしまった。とても困っているので、もしこのメールを見たら返信がほしい』って。よく海外旅行をする女性だったので、『マジかよ!?』って思ってすぐに返信をしました」

と語るのは、被害に遭いかけたAさん。ここで注目したいのは、最初の文面には、“送金してほしい”“助けてほしい”といった内容が記載されていないこと。あくまでレスポンスを待つというスタンスを徹底しているところがポイントだ。

「彼女には旦那さんもいたので、『旦那さんには伝えたの?』といった内容含め、具体的にどういう状況か教えてほしいというメールを送ったんです。そしたらすぐに、夫にはまだ連絡がつかなくて困っているという趣旨のレスポンスが返ってきて。間髪入れずに返信が届いたことも、ことの重大さを表していると思い、この時点では完全に信用していました。

ところが、文面を追っていくと、“I need a loan of 850 Euro to cover travel expenses back home,the fastest way to wire money to me is via western union”(家に帰るのに850が必要なの。一番早い手段は、ウエスタンユニオンでの送金)と書いてあるんです」(Aさん)

ウエスタンユニオンといえば、国際送金サービスを手がける大手。しかも求めている額が、850ユーロという片道航空券の代金として“ありえる価格”。リアリティのある条件が揃っているものの、どこか釈然としない文面に違和感を覚えたAさんは、時間をおいていろいろ調べてみたそう。すると、ウエスタンユニオンジャパンのサイトに同手口が多発している警告文を発見! 結局、そのまま無視することを選択したそう。

「その子に電話をかけても繋がらないこともあって、『やっぱり本当なんじゃ…』と迷いましたよ。でも、夜になって、その子から「どうしたんですか?」って電話が(笑い)。お互いに何事もなかったから良かったですけど、やっぱり気分は悪いですよね」(Aさん)

お金の話が出るには早すぎじゃないのかな、と思ったことがAさんを冷静にさせた分岐点だったそう。“英語が分かる”“海外に行きそうな人”などなど、随分と条件がニッチな詐欺手口だが、この手の振り込め詐欺は増えているのでご用心を。たまたま該当する条件を満たしているからこそ、騙されやすくなるのだ。

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